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 ←14話『銀河祭・ピノ編』 →15話『銀河祭・ヤダン編』
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その89『交わる想い』

 ←14話『銀河祭・ピノ編』 →15話『銀河祭・ヤダン編』
あらすじ

同じリンクシェルに所属するタルタルの男の子、サインとノレン。
サインは、ふとした事をきっかけとしてノレンを騙し、一夜を共にした。
その後、ノレンへの強い想いを持つサインは、罪悪感も相まってノレンに事実を打ち明ける。
騙されたと知ったノレンは、サインに対して「帰れ」という冷たい言葉を告げた‥。
ノレンの言葉にショックを受け、自室に閉じこもり、何日も泣き続けたサインだったが、
リンクシェルのリーダー、ラケルトの言葉を聞いて元気を取り戻し‥
更にはノレンとサイン、二人は仲直りを果たし、ついに‥その時を迎えたのだった。
‥二人の想いが交わる時を。

  

「へぇ‥ノレンの寝室って‥シンプルだね」
リビングルームでの淫らなひとときに、区切りを付けた二人は‥
これからする事は、ソファーでは狭い‥と思ったのだろう、寝室へとやってきていた。
ノレンの借りるレンタルハウス、その寝室を初めて見たサインが述べた感想が‥先程の言葉だ。
「べ、別に‥その‥‥借りている部屋だし‥」
本来であれば、状況に応じて今日明日にでも住まいを移すかも知れない‥そんな用途のレンタルハウス。
しかし、現状は‥二人共ジュノのレンタルハウスを借りてから、相当の月日が経っていた。
そんな中、模様替え‥とまでは行かなくとも、ある程度の飾り付けをしたサインの寝室に対し‥
ノレンは予め借りたままで、何かを飾ろうともしていなかった。
‥せいぜいが、ベッドのサイドテーブルに「読みかけの本」を置いている位だった。
そんな寝室内を、サインは軽く見回した後‥そっとベッドの上へと登る。
「それじゃ‥お邪魔するね‥‥っと‥‥うーん‥ノレンの香りがする‥」
‥そしてベッドにうつぶせになると、そのまま目を閉じ‥
まるでノレンの香りを堪能するかの様に、鼻でスンスン、と臭いを嗅いでみせた。
先程の‥そう、じっくりと感じたノレンの体臭、それよりは幾分軽い‥
しかし、しっかりと「ノレンの香りだ」と分かる、その香りに包まれて‥
サインは己の心を昂ぶらせていく。
一度射精してしまった事から、少し興奮が冷めかかっていたのだが‥
先程のキスと、そしてこの香りとで‥心が、そして身体が昂ぶってくるのがわかる。
もっと‥もっとノレンを感じたい‥もっと‥と。
だが、一方のノレンは、と言うと‥
「さ、サイン‥あんまり、その‥恥ずかしい事は‥」
サインの行動に‥そして言葉に、むず痒いような恥ずかしさを感じながら‥
自分も同じ様にベッドの上へと上がった。
‥思えば、自分とて感じていたのだ‥‥そう、先日サインのベッドに上がった、その時は。
他人のベッド、他人の香りに‥その時はよく分からなくとも、少なからず興奮を覚えてしまった自分。
それを思い出すと、サインの言葉を否定することは出来ない。
‥ましてや、それが愛しい人ならば‥尚のこと、言えないだろう。
それに‥そう、恥ずかしい思いも確かにあったのだが‥
自分の香りを感じ、嬉しそうな表情をするサインが‥愛おしく思えた、というのもあったのだろう。
そんな愛しい想いの為か‥あるいは、収まらないでいる自分の欲望を押しつける為か‥
うつぶせになったサインの上に、ノレンはのしかかるように身体を重ねると‥
上からサインの頬へと、そっとキスをする。
‥まるで「さぁ、続きをしよう」とサインを急かすかのように。
普段であれば、ノレンとてそこまで事を急く性格ではないのだが‥
一度精を放ったサインに比べ、ずっとため込んだままのノレンにとって‥
違う意味での「限界」が近かったのかも知れない。
‥「早く出したい」という思いが、ノレンをそんな行動に移した‥のかもしれない。
あるいは‥サインへの愛しい想いがノレンを突き動かしたのか。
どちらにせよ‥そう、どちらにせよ。
サインにとって、それは望むことで‥嬉しく思う事に違いは無かったのだ。
‥そんなノレンの行動を、嬉しく思うサインだったが‥しかし、ここで急いで動こうとはしない。
身体はうつぶせ、顔を横に向けたままで‥サインはそっと、ノレンに囁きはじめる。
「ね、ノレン‥‥ノレンは‥‥どっちがいい?」
「‥‥どっち‥‥って?」
突然サインの口から発せられた、その抽象的な質問に‥
ノレンはしかし、なんとも間抜けな答えを返してしまう。
そんなノレンの言葉に、サインはふふ、と少し微笑んで‥言葉を続ける。
「あのね‥‥前のように、ボクに入れられたい‥?それとも‥‥ボクに入れたい?」
サインの、今までよりも少し熱を帯びた様なその言葉に。
ノレンの思考が思わず止まる。
‥いや、正確には‥一気に色々と考え込んでしまったと言った方が良いだろう。
まずは先日感じた‥そう、挿入される事の気持ちよさが頭に浮かび‥
そして次に、挿入する事に対しての想像や期待が頭に浮かぶ。
どちらも魅力的で、どちらが良いかと聞かれても‥ノレンには即答が出来なかった。
そんなノレンの葛藤を、サインは知っていたのだろうか。
半分だけ目を閉じると、恥ずかしそうな素振りで‥「お願い」を始めたのだ。
「あの‥ね、ノレン。もし良ければ‥‥今日はボクに‥入れて欲しいな」
サインにとっては、そもそも以前のノレンとの行為の際に、「入れられる」予定であったのだ。
あの時の選択‥そう、ノレンに対して「入れる方」が良いか「入れられる方」が良いかを迫った時に。
てっきりノレンは「入れる方」を選ぶと思っていたサイン。
勿論、その為の準備も事前に行っていたのだが‥それはノレンの意外な言葉により、叶わぬ事となった。
だからこそ‥いや、それだけでは無いだろう。
そもそもサイン自身が、「入れられたい」という思いがあったからだ。
‥男同士ではアヌスを用いる事を知り‥興味を惹かれたサインは、自然と一人でする際にアヌスを弄る様になった。
そして‥その気持ちよさを充分に知っていたのだ。
だからこそ、愛しいノレンに「入れられたい」という思いがあったのだろう。
そしてもう一つ‥以前の選択の際に、サインの記憶に止まった言葉。
ノレンの‥「初めてはユミタタと」という言葉が‥気に掛かったのかも知れない。
今ははっきりと「サインが好きだ」と言っているのにも関わらず‥
それでも尚、サインにとっては「どうしても気になる言葉」だったのだ。
そんな様々な思いが‥自然とサインに「入れて欲しい」と言わしめたのだろう。
‥一方、そんなお願いをされたノレンは‥
勿論、サインの言葉を拒むはずもない。
入れられるのも気持ちよかったが‥入れる方は「男の直感」的にも気持ちよさそうに思えて。
更にはそれが、愛しいサインに‥という事なら尚更だろう。
加えて、その愛しいサインからの「甘いおねだり」とあれば‥断る理由など微塵も無かったのだ。
しかし‥一方で、「初めて挿入する」という事に‥徐々に緊張感が高まっていくノレン。
その緊張のせいだろうか‥
サインの「お願い」に、ノレンは何も応えず‥ただこくりと頷くのみであった。
‥サインも、そんなノレンの心境を察したのか‥
あるいは、これからの事を想像したからか‥
ノレンに向けて柔らかく微笑むと、同じ様にこくりと頷いてみせた。

「ん‥っ‥‥‥はあッ‥‥」
二人は、重ね合った肌を離し‥少しだけ距離を取る。
それというのも‥そう、サインが挿入前に自分のアヌスをほぐす為だった。
サインは、うつぶせの体勢からお尻を上げ‥膝立ちの体勢をとる。
その体勢のまま、サインは己の指にたっぷりと唾液を付け、自分のアヌスをほぐしていく。
うつぶせのままではなく‥敢えてお尻を上げた体勢を取ったのは‥
勿論、その方が「ほぐしやすい」というのもあっただろう。
しかし、それ以前にノレンにほぐす様子を見せる‥という意図もあったのだろう。
現に、先程からずっと‥サインの口から漏れている、その淫靡な声は‥
決して「ほぐす事の気持ちよさ」だけからくるものではなくて‥
そう、「ほぐすところをノレンに見られている」という被虐的な思いがあった為だ。
そして‥一方のノレンにとっては。
目の前に広がる光景に‥己の鼓動を早めていく。
気持ちよさそうに、淫らな声を上げるサイン。
サインのアヌスをほぐしていく、淫らな指の動き。
そして、その指の音が奏でる‥「ぬちゅぷちゅ」といった淫らな水音。
更には‥先程射精したところだというのに、サインのペニスは最大限にまで大きくなっていた事。
そんな様子を目にしては‥いつまで自分が抑えきれるか分からない。
これから挿入するという、サインのアヌス‥そこをほぐすのは、大事な事‥それは分かっているのだが‥
待ちきれない。
触れてみたい。
挿入したい。
血気にはやる思いが、ノレンの心を駆け巡っていく。
そんなノレンの心が‥抑えが効かず、今にも手を伸ばそうか‥という、正にその時。
‥サインの指が止まり‥ゆっくりとアヌスから引き抜かれた。
その瞬間、思わずごくり‥と息をのむノレン。
それもそうだろう‥充分にほぐした成果なのか、わずかに口を開けつつある‥サインの淫らなアヌスを見て。
ノレンの心が揺さぶられない訳が無い。
しかし、まだ途中なのかもしれない‥そう、まだこれからなのかも知れない‥
そんな考えが、ギリギリの中でノレンの理性を抑えつける。
ここまで我慢したのだから、もう少しの我慢だ‥とばかりに。
しかし‥まさにその時。
サインの口からは‥「その時」を告げる言葉が発せられたのだ。
「ノレン‥良いよ‥‥きて‥」
その言葉に‥その甘い言葉に。
ノレンはもう、立ち止まることは出来なかった。
さんざん「おあずけ」をされたからかもしれない‥ノレンは膝立ちで慌ててサインの元へと近づくと‥
その体勢のまま、ペニスの先端をサインのアヌスへとあてがう。
触れただけで達してしまいそうな‥柔らかく熱い、サインのアヌス。
その感触に‥ますますノレンの心は昂ぶっていく。
いや、その表現は少し違ったのかもしれない。
「はぁ‥はぁ‥‥サイン‥入れる‥ぞ‥‥サイン‥ッ‥」
まるで‥サインのアヌスだけしか見えてない‥いや、サインに挿入する事だけしか考えられない‥
そんな様相を呈するノレンは‥興奮に息も荒く、サインに呟いた。
まるで‥そう「獣」の様に荒々しく。
‥初めての挿入‥愛しいサイン‥淫らな姿‥そして「おあずけ」‥
それだけの事が重なったのだ‥ノレンがまるで「獣」の様だったとしても‥おかしくは無い。
しかし、一方のサインも‥この状況を悦んでいた。
初めて‥自分のアヌスを犯されること。
後背位で‥まるで獣の様に犯されること。
そして何より‥愛しいノレンに犯されること。
これらの事が偶然にも重なり‥いや、ノレンへの「おあずけ」は、多少意図したところがあったのだが‥
ともあれ、これらの事が重なったことに、サインは興奮を高め‥
その瞬間‥そう、挿入の瞬間を今か今かと待ちわびていたのだ。
「きて‥‥ノレン‥‥ボクを‥‥犯して‥」
サインの口から漏れたその言葉が‥ノレンの心に火を付けた。
ノレンは、己の心の思うがままに‥ペニスを奥までぐっと突き入れたのだ。
「ん‥‥あ‥‥ああッ‥!」
そのあまりにも急過ぎる挿入に、声と共に身体がのけ反るサイン。
先程迄の、肩と頭をベッドに付けていた体勢から‥身体がのけ反った事で、サインは体勢を改める。
両手を突いて上半身を上げる、四つんばいのポーズになり、ノレンの勢いを受け止めようと考えたのだ。
一方、挿入されたサインのアヌスは、というと‥
充分にほぐしていたのと‥これまでにノレンの事を想い、アヌスを弄っていたのが助けとなったのだろう。
鈍い痛みこそあったものの、それ以上に‥内側から身体を圧迫されるような、独特の感触がサインを襲った。
しかも‥それはとても熱く‥まるで体内がやけどしてしまう様な、そんなイメージが思い浮かぶ程だった。
「はぅ‥‥‥ん‥‥ッ‥!」
一方のノレンも‥初めて感じるサインの体内に、声を上げる。
温かく‥柔らかく‥包み込まれるような‥なんとも言えない気持ちよさがノレンを襲う。
その気持ちよさは、ノレンの行動を性急にさせ‥その大きなペニスの全てをサインの中へと埋没させる。
‥恐らく、サインがアヌスをほぐしていなければ、大変な事になっていただろう。
それ程までに、一気に‥サインの奥深くを突いたのだ。
その挙動に、サインは再び身体をのけ反らせ‥声を上げる。
‥勿論、痛いと言う悲鳴などではない‥今までに感じた事のない「気持ちよさ」を感じた為に出た‥淫らな声だ。
「はぁ‥ぁん‥‥んッ‥」
サインの上げた淫らな声に‥ノレンも気分を良くしたのだろうか。
いや、それ以前のもの‥もっと単純な理由だったのかもしれない。
‥ペニスを動かしたい‥もっと気持ちよくなりたい‥そんな気持ちが強かったから‥だから‥
ノレンは再び、押し込んだペニスを引き抜き始める。
ゆっくりと引き抜き‥抜け出る寸前の場所まで。
こうして引き抜く際も‥サインの中に擦られる事で、ノレンのペニスは「快楽の縁」へと追い立てられていく。
しかし‥ノレンの頭を支配していたのは‥「獣」の様な欲望。
己の身は構わずに、抽送運動を続けていく。
ぎりぎりまで引き抜いたペニスを、再び一気に‥サインの奥へと打ち込んだのだ。
「ひいッ‥‥ノレ‥ン‥凄い‥よぉ‥」
再び訪れるその快楽に‥サインは甘い声を上げ‥更にはそのペニスからも、雫を滴らせる。
それ位にノレンのペニス‥その圧迫感は強く、サインの身体を奥底から支配しようと襲い来る。
サインの身体の奥にある、その部位を‥ノレンのペニスに突かれる度に。
サインは身体どころか、心までがノレンの虜となりそうな‥そんな感覚に襲われるのだ。
しかも‥ノレンも慣れてきたのだろう、徐々に抽送のスピードを上げていく。
もっと早く‥もっと強く‥ペニスを打ち込んでいく‥‥強い快楽を得る為に。
その勢いは激しく‥ノレンの下腹部と、サインの臀部が当たる際に、ぱちゅんっ‥と音がする位だった。
そんな勢いでノレンに突かれる度‥身体の中の最奥を突かれる度に‥
サインの身体は‥そして心は淫らになってしまう。
腰がきゅうっとなる様な感覚‥頭が真っ白になりそうな感覚‥
手で支えなければ、身体が崩れてしまいそうな程の感覚が広がり‥
そして‥触れても居ないのに、ペニスから滴があふれる程の気持ちよさ‥
もう少しで、本格的に射精してしまう‥サインがそう思い始めた、その時。
‥ノレンの身に異変が起こった。
「う‥‥だ、ダメだあッ‥俺‥‥ッ!」
それは恐らく、急過ぎる射精の予兆。
初めて感じる、サインの中の感覚に加え‥抽送運動を早く行いすぎた為だろう。
ノレンは必死にアヌスに力を込めたものの‥射精感は収まりそうにも無かった。
自分の射精感をコントロール出来ず、ただ快楽を求めて行動したが故に‥戻れない所まで来てしまったのだ。
仕方無く、それならば‥と‥ノレンは再び腰を動かし始める。
恐らく今まで感じた中で、最高の射精感を感じるであろう、その為に‥
激しく腰を動かし、ペニスをサインの中へと打ち付け、そして‥
「‥く‥う‥‥出る‥‥ッ‥!」
サインの中、一番奥までペニスを打ち込むと‥そこで快楽の雫を溢れさせ始めた。
いや、溢れる‥という言い方はおかしいだろう。
ノレンのペニスの先からは、まるで矢弾の様に精液が次々と発射され‥
サインの中を白濁で満たしていったのだから。
「ひいッ‥ノレンの‥入ってくるぅ‥‥」
体内に、熱いものが広がっていく感覚‥その初めての感覚に、サインは声を上げる。
自分は達する事が出来なかったが‥愛しい人の愛液、その迸りを感じた事が‥
サインの心に「満たされる感覚」を与えていったのだ。
‥ノレンの射精は、いつ終わるともなく続き‥
全てを出し終えた後、ノレンは疲れ切ったかのように‥サインの背中へと倒れ込んだ。
そして‥そこでノレンは我に返ったのだろう。
あまりにも自分勝手な行為に‥
まるで獣の様に、欲望のままに動いた事に‥
そして、自分だけが達してしまった事に‥
自分を苛む心が沸々と沸き上がってくる。
ノレンは、自分の情けなさに、ともすれば涙が溢れてしまいそうになるのを‥ぐっと堪える。
しかし‥初めての行為はもう終わってしまったのだ。
‥しかもたった5分程度の早さで。
自分を責め、後悔するノレンに‥しかし、サインの優しい言葉が掛けられる。
「ふふ、ノレンの‥凄かったね。ボクの中、ノレンの出したので一杯だよ。
 でもね、激しいノレンも好きだけど‥優しいノレンも感じたいな。
 ‥だから‥ね、ノレン‥もう一度‥」
ノレンに向けて、優しく‥甘い‥奮い立たせる様なその言葉に。
ノレンの心が‥再び立ち上がる。
そうだ‥「初めて」がダメでも「次」を上手くやればいい‥と。
今度は‥今度こそは、サインを気持ちよくさせてやるんだ‥と。
強い決意を秘めて‥ノレンは身体を起こした。

「ん‥ちゅ‥‥んッ‥‥」
体勢を改め‥今度は抱きしめあう様な体勢を取る二人。
サインがまず仰向けに寝転がると‥その上からノレンが覆い被さった。
互いの胸を‥お腹を‥そしてペニスを合わせつつ‥最後に唇を重ねる。
互いに触れあう場所、そのどこもが気持ちよく‥そして心地よい。
互いの熱が‥想いが伝わり‥互いを更に熱くしていく。
サインは勿論の事、先程大量に精を放ったばかりのノレンも‥既に臨戦態勢を取っていたのだ。
そんなノレンのペニスの堅さを‥そして熱さを感じたのだろう。
サインはキスの合間に、ノレンに微笑んでみせた。
「ふふ‥ノレンの、もうピンピンだね。元気元気」
「そ‥それは‥‥その‥‥」
少しだけからかうように言ってみせた言葉に、ノレンは恥ずかしかったのだろう‥上手く言い返す事ができない。
ただ、頬を赤く染めながら‥再び唇をサインの唇へと押しつけたのだった。
照れ隠しに唇を重ね‥舌を挿入していく。
そんなノレンの舌を‥サインは同じく舌で受け止めて。
舌を絡ませる度に‥想いが、熱が‥どんどん高まっていく。
そんなキスが延々と続くかとも思えたのだが‥しかし、長くは続かなかった。
キスを始めてすぐに‥ノレンがもぞもぞと下半身を動かし始めたのだ。
その様子を‥次のステップに進むための予兆だと、サインは思ったのだろう。
ノレンの舌に絡めていた舌をほどき‥ノレンが唇を離しやすくして。
ノレンもまた、サインに背中を押されるようにして‥そっと顔を離していく。
顔を‥そして身体を離し、再び挿入しようと‥準備を始めたのだ。
ノレンは、まずサインの足下へと身体をずらすと‥サインの両脚を持ち上げる。
そこまで来て、ノレンが正常位での挿入を考えているのだろう、と察したサインは‥
自分の両脚に手を伸ばすと、自分の足を支え始めた。
結果として、自分の恥部‥ペニスや、アヌスを、自分からさらけ出しているようにも思えるが‥
それがまた、サインの劣情を煽る糧となる。
‥最も、ノレンにとっては‥「今度はもっと上手くしなければ」という使命感が勝ち、
サインの動向を感じ取るまでには至らなかったのだが‥。
ともあれ、サインが自分で両脚を固定したことから、ノレンは更に立ち位置を修正する。
膝立ちで徐々に歩み寄りつつ‥ノレンはサインに近寄っていった。
隆々と立ち上がる、サインのペニス‥その様は、まるでノレンに対して「早く」と急かしている様で‥
その下にある、サインのアヌス‥そこは先程の余波だろうか、ぽっかりと穴を開き‥ノレンのペニスを待ち構えていた。
ノレンは、熱くたぎるペニスを‥そんなサインのアヌスへとあてがう。
再びペニスの先に感じる、あの熱い感触‥しかし、今度はここで一つ、深呼吸をして。
そして‥ノレンはそっとサインの表情を伺った。
見ると、サインもまた、ノレンの表情を見ていて‥互いの視線が重なる。
‥今度はもっと頑張るよ‥今度はきっと大丈夫‥そんな意味を込めた視線を、互いに受け取り‥二人共が軽く頷いた。
そして、次の瞬間‥
「‥んッ‥‥う‥‥‥んんッ‥」
ノレンのペニスはゆっくりと‥サインの中へと埋没していく。
その動きに合わせて‥二人の口からは甘い声が漏れ始めた。
二度目だから‥というのもあるのだろう、比較的スムーズにノレンのペニスは中を進み‥
サインにしても、もう痛みを感じる事は無かった。
‥先程ノレンが出した精液が、潤滑油の代わりとなっていたのだろう。
スムーズに‥しかしゆっくりと、ノレンは腰を進めて‥そして‥
‥再び最深部へとたどり着いたのだ。
そこまで来て、一息付いたサインは‥
今度は、興奮のあまり己を見失わないように‥と、改めて自分を制した。
しかし、その反面‥またしても先に出してしまわないだろうか、という不安がノレンを襲う。
‥そんな悩みが‥ノレンの表情にも表れていたのかもしれない‥ノレンの頭を、サインの柔らかな手がそっと撫でた。
丁度、サインの奥までノレンが侵入するために‥ノレンは再び、サインに覆い被さる体勢を取っていたから‥
だからこそ、二人の顔は比較的近くにあり、頭を撫でる事も出来たのだろうが‥
突然のサインの行動に驚き、その表情を伺うノレン。
見ると、サインはとても優しい表情で微笑んでいた‥まるでノレンに「大丈夫だよ」とでも言うかの様に。
そんなサインの気遣いに‥そして想いに。
ノレンは嬉しさを感じると共に‥サインを気持ちよくしてあげたい、という思いがますます強まっていく。
ノレンは挿入したまま、顔をサインに近づけると‥そっとその唇にキスをした。
‥そう、あの時‥初めて挿入されたときに‥
ノレンの快楽の扉をゆっくりと開いた、サインのキス‥
あのキスを思い出させるかのように。

「はぁ‥‥んッ‥‥‥いい‥よぉ‥‥ノレン‥奥‥‥良いよぉ‥‥」
キスを終えた後‥ゆっくりと腰を動かし始めるノレン。
サインの言葉が示す様に、サインは奥が一番感じる様で‥
ノレンはそんなサインの為に、一番奥を突き続ける。
腰の振り幅は小さくとも、断続的に奥を‥ゆっくり、しかししっかりと突きつけていく。
その感触に‥そして与えられる快感に、サインは声を上げ‥自然と力が入るのだろう‥
結果としてノレンのペニスを締め上げていく。
「んっ‥‥俺‥も‥‥凄い‥‥サインの‥中、熱くて‥‥気持ち‥良い‥ッ‥」
熱くも締め付ける、サインの中‥その感触に。
ともすれば、もっと気持ちよくなる為に‥その腰の速度を上げてしまいそうになるノレン。
だが、今それをしてしまえば‥先程の二の舞となってしまうのは明らかだった。
今はじっと堪え、ノレンはじっくりと腰を動かしていく。
そんなノレンの腰の動きに合わせ、サインのペニスがたわわに揺れる。
その先端はすでに滴があふれ、お腹の上へとこぼれていた程だった。
思わず‥そんなサインのペニスに、ノレンは手を伸ばし‥
そして、軽く扱き始める‥こうしたらもっと良いだろう、との思いを込めて。
しかし‥
「んッ‥だ、ダメ‥ノレン、今扱いたら‥ボク、出ちゃうからぁ‥」
甘くも、切羽詰まった様なサインの声に‥ノレンは慌てて手を離した。
サインとて、ノレンの口内で精を放って以来‥しばらく出していない。
その為か、ペニスも敏感になっていたのだろう。
もしかすると‥サインが精を放つのも、もうすぐなのかもしれない。
そう考えたノレンは、徐々に腰の動かす幅を‥そして速度を上げていく。
ゆっくりと、サインの奥を小突いていたペニスが‥
次第に早く、そして大きく‥サインの奥を突く様になっていく。
「ひゃんッ!‥ノレン‥凄い‥よぉ‥‥ボク‥気持ちよくて‥‥どうにか‥なっちゃう‥‥」
激しく、大きく奥を突かれる事で‥サインは甘い悲鳴を上げてしまう。
先程よりも強く受ける刺激に‥快楽に。
サインの中の快感が積み上げられ‥そして、「その時」が間近であると‥思い知らされたのだ。
そう‥自分の最奥を突かれ、その挙げ句に精を放ってしまう‥「その時」が。
だが、何も快感を感じているのはサインだけではない。
ノレンとて‥そうだったのだ。
「くっ‥俺も‥‥さっき出したばっかりなのに‥‥もう‥‥」
抽送の幅が大きくなるほど‥そして、早くなるほど‥
ノレンのペニスに掛かる負担、そして感じる快感は増していく。
ノレンが言う様に、さきほど精を放ったばかりだと言うのに‥
またしてもペニスの奥から、精液が込み上がってくる「あの感覚」が襲い始めていたのだ。
だが、今度は‥今度こそは、サインに気持ちよくなって貰わなければならない。
その思いに、サインは自分のアヌスに力を込める。
‥射精感を抑えるために、ぐっと力を込めて耐え‥更には抽送運動の幅を変え始める。
腰の振り幅が大きくなっていた抽送運動を、再び最奥を小さく突くスタイルに変え‥
しかし、腰に入れる力‥奥を突く力を込めることで、勢いを補ったのだ。
自分のペニスに掛かる負担は小さく‥しかし、サインには十分な快楽を与えられる様に。
「んッ‥あっ‥あっ‥ああッ‥‥凄い‥‥よぉ‥‥もう‥もぅ‥」
感じる衝撃の変化‥あるいは、奥を強く突かれる感覚が、サインには堪えたのだろうか。
口から漏れる声は、どんどん甘く‥切ないものへと変わっていく。
そんなサインに‥最後の一押しを与えるかの様に。
ノレンは腰を動かしつつも、サインの顔へと‥自分の顔を近づける。
目を閉じ、声を上げるサインの‥その口を、自分の口で軽く塞いだ後‥
ノレンはサインに向けて‥こう言ったのだ。
「サイン‥サイン‥好きだ‥‥サインの事、好きだよ‥ッ‥」
それは、あの時‥前回の行為の際に、ノレンが言えなかった言葉。
サインに「好きだ」と言われたものの、ノレンは答える事のできなかった言葉を‥今。
ノレンはぶつける‥自分の想いを‥サインにぶつける。
その言葉が‥想いが‥ノレンの心を、そして身体を揺さぶった。
いまにも精を放ってしまいそうな‥そんなぐらついていたサインの背中を‥ノレンの言葉が押したのだ。
「‥ボクも‥ボクも好きッ‥‥ノレンが好き、大好きッ‥!」
もう戻れない‥あとは精を放つしかない‥サインもそう悟ったのだろう。
その言葉と共に、ノレンの身体をぎゅっと抱きしめる。
その瞬間は‥精を放つその瞬間は、ノレンと‥もっと近くに居たいから‥
‥肌を重ね合いたいから‥心を重ね合いたいから‥と。
そんなサインの想いに、ノレンは応えるように‥肌を寄せながらも、最後の抽送運動を始める。
腰だけを使い、大きいストロークでもって‥ノレンの最奥を突き込んだのだ。
「ひゃあッ‥出る‥出ちゃうッ‥!」
サインがそう叫んだ瞬間‥
重なり合う二人の肌‥その合間に挟まれた、サインのペニスからは‥
おびただしい量の精液が次々と溢れ始める。
びゅっ、びゅっ‥と音がしそうな程の勢いと量。
温かな液体が、二人の狭間に広がり‥そして‥
‥同時にサインの体内も、ノレンのペニスを締め付け始める。
精を放つ度、ノレンのペニスをきつく締め付け‥そして‥
ノレンもまた、サインの最奥に‥再びその精を放っていた。
‥両者とも、二度目とは思えぬほどの‥多くの精を。
射精の快感を感じると共に、自分の中、その奥に感じる温もりに‥
そして‥今更ながら感じた、互いの想いが交わった事に‥
サインは呼吸を荒げながらも、幸せを感じていたのだった。


「‥ね、ノレン‥‥気持ちよかったね」
「なッ‥‥あ‥あんまり恥ずかしい事は‥その‥」
行為を終えた後‥二人は今更ながらに、風呂に入っていた。
身体を洗い終え、浴槽に浸かり‥ようやく一息ついた二人。
その際、会話の内容となるのは‥やはりそういう話、なのだった。
サインとしては、それこそ「気持ちよかったね」という単純な話をするつもりだったのだが‥
ノレンはそれを「恥ずかしい」と感じたのだろう‥思わず顔を赤くし、ぼそぼそ‥と答えを返すだけだった。
そんなノレンを、サインがどう感じたのかは‥言うまでも無い。
「ふふっ、ノレンって可愛い!ね、ね、ノレン‥入れる方と入れられる方、どっちが良かった?」
「な‥さ、サイン、お前‥‥そんな、は、恥ずかしい事‥」
サインの反応が、ノレンにとっては余程良かったから‥だろう。
立て続けに「ノレンが困る様な質問」を浴びせかけるサイン。
そんなサインの言葉に‥ノレンは答える事が出来ず、慌ててそっぽを向いてしまう。
結果として、丁度サインに背を向ける体勢となったノレン。
そんなノレンの様子を見て、サインはすかさず‥ノレンの背中に抱きついた。
「あ‥ノレン、怒っちゃダメだよ‥」
ノレンが怒っていないのは分かっているが、敢えてそう言って、甘えてみせるサイン。
しかし‥偶然にも手に当たった、ノレンの「それ」の感触に‥サインの声色が変わる。
「‥って、あ、な~んだ、ノレンってば‥」
ノレンは、サインの言葉に‥先程の行為を思い出していたのだろうか。
少し大きくなっていたペニスを、サインに触れられてしまったのだ。
喜びつつも、ノレンのペニスを揉み始めるサイン。
一方のノレンは‥
「わあッ!ど、どこ触ってるんだッ‥サイン、やめ‥」
驚き、慌てながら‥サインの手の動きに抗っていた。
‥最も、その抵抗も‥形だけのものだった‥のかもしれないが。
「ふふ、このままお風呂場でしちゃおっか、ノレン?」
「ま、待て、そんな‥お風呂でって‥はぅッ!」
二人の夜は、まだまだ終わらない‥‥のかもしれない。



  
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