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ショート

その1『新年の抱負』

 ←作品案内 ~ショート~ →拍手のお返事など(汗)(H25.1.1)
「う~、痛たたたた‥」
夕方のジュノ、ル・ルデの庭に。
俺のそんな「うめく声」がこだまする‥
‥いや、こだまする、って言う程大きい声は出してねぇな。
うん‥俺の近くに寄ると聞こえてくる、って位か。
「‥だ、大丈夫?ヤナ‥?」
おっと‥俺がヘンな声だしてるからだろう、隣を歩いていたラナイがそんな声を掛けてきて‥
くぅ~、ラナイはいつも、俺の事を気遣ってくれて‥やっぱり優しいよな。
「あ、あぁ、大丈夫だ。ラナイのケアルで元気だぜ?」
心配そうに声を掛けるラナイに、俺は笑顔で答える。
俺としても、ラナイに心配掛けたくは無いんだが‥ふぅ。
でもなぁ‥なんていうのか、声を出さずにはいられねぇんだよ、ホントに。
ああ、念の為に言っておくけど‥痛みとは言っても、「今」身体に直接感じる痛みは無ぇんだ。
え?それなのに「痛い痛い」言うなんて‥だって?‥いや、話は最後まで聞くもんだぞ?
えっと‥さっきまで痛みを感じていたのは事実だ‥でも、ラナイにケアルで癒してもらってな。
‥このケアルがまた、極上なんだよ‥もう、凄ぇ気持ちよくて‥って、そうじゃねぇ。
痛みは治まっても‥うぅ、「痛みを負った時の事」が、忘れられねぇんだ‥。
あれは‥そう、ついさっきの事だ‥。
 

「俺が居る限り、ラナイには指一本触れさせねぇ!」
俺の声が高らかに響き渡り‥周囲に居る皆を震撼させる。
そうだ‥俺が居る限り、背後のラナイはやらせねぇ!
‥っていうノリで叫んだんだが‥
まぁ、俺は竜騎士だし、微妙に違う様な気もする。
‥いや、騎士は騎士なんだ、言ったっておかしくは無ぇだろ?
‥アブダルスの箱庭-ゲルスバ。
今日は1月1日‥世間一般で言う所のお正月だな。
で、折角の正月だから‥と、企画されたのが『リンクシェルイベント・新春バリスタ大会』ってヤツだった。
俺の所属するリンクシェル内で、アブダルスの箱庭-ゲルスバを貸し切って。
で、チームを二つに分けて、バリスタ勝負!って事になったんだ。
まぁ‥俺とラナイは同じチームだし、ここは一つ‥格好付けてやるか、って思ってさ。
ああ、俺とラナイの関係はみんな知ってるからな‥って言っても、みんなに知らせたのはつい最近になってからなんだけどよ。
‥あー、正確に言えば、「知らせた」って言うよりも「知られた」の方が正しいな。
こう‥ついうっかり、リンクパール付けたまま、その‥いちゃいちゃしててよ‥。
知られた時の、みんなの反応って言ったら‥
‥驚く以上に怒るヤツが多かったのが‥なんとも言えねぇな‥。
ああ、そういえば‥泣いてるヤツも居たっけ‥。
まぁ‥ラナイは可愛いし、性格も良いし‥ホント、みんなに人気あるんだよなぁ。
そんな人気者と付き合ってる、俺はって言うと‥いや、多くを言わない方が良いだろう。
ともかく、過去の事は良いとして‥俺は勢いと格好を付けて叫んでみたんだ‥‥が。
「‥よく言ったわね‥LSのアイドルをかっさらった男が!切り刻んであげるわ!」
俺の目の前に、憎悪の炎を目に灯したミスラ忍者が一人。
リヒナのヤツ‥マジだ‥本気で俺の事をヤる気だ‥と、俺の本能が悟らせる。
思わず背筋に寒気を感じた俺は、自然と一歩‥足が下がるのを感じる。
でも‥そうだ、俺の後ろにはラナイが居る。
ラナイの為にも、ここは下がる訳にはいかねぇ!
改めて気合いを入れ直す俺に‥今度は違う方向から声が聞こえてくる。
‥そう、俺の左手から聞こえてくる、聞き慣れた声‥いや、お声は!
「そうね、たっぷりと可愛がって‥ふふ、ボコボコにしてあげる」
‥ちょっと待ってください。
エリーさん‥白魔道士ですよね‥その何千万ギルもする片手棍は何なんですか。
気がつくと一気に8回位殴られてるアレですか。
更には目が怖いエリーさんになっていてやめ(略
‥‥‥‥‥
‥‥気がついたら。
切り刻まれ、ボコボコに殴られ、トドメに忍術やらホーリーやらを喰らい、横になっている俺がいた‥。
そんな俺をオロオロとした様子で見つめているラナイ‥。
ああ、ラナイ、そっとしておいてくれ‥まだレイズは要らない‥もう痛いのは勘弁だ。
もう、お腹いっぱいな位に‥痛みと恐怖を味わったんだからよ‥。

まぁ、結局は。
俺が打ちのめされた後も、ラナイは何事も無く、無事に楽しいひととき(?)を過ごせたようだった。
よくよく考えてみると、リンクシェルのアイドル(なのか?)のラナイに、誰が殴りかかるって言うんだ。
例え俺が何もしなくても、ラナイは無事だった事だろう‥。
それに比べて俺は、散々痛い思いと恐怖を味わった訳で‥ああ、思い出しただけでも身体に痛みが来るんだ‥。
‥はぁ。
軽くため息をつく俺に、ラナイはそっと近寄ってきて‥ぼそぼそ、と呟く。
「ごめんね‥その、僕をかばって‥」
ちらりとその表情を見ると、申し訳なさそうな顔をしていて‥
‥うう、いけねぇ、いけねぇ‥ラナイにこんな顔させてちゃいけねぇんだ。
「い‥いやいや、あれくらい何でもねぇよ!‥その、ラナイのレイズ、温かかったしな!」
俺はそう言って、にっこりと笑ってみる‥‥ちょっと顔がひきつってるが。
‥少しわざとらしいかとも思ったが、ラナイは‥うん、少し微笑んでくれて。
どうやら俺のセリフも効果あったようだ‥‥って、うん?
ラナイのヤツ、どうしたんだ‥?段々と顔を朱くして‥
「でも‥僕をかばってくれた時のヤナ、すっごく‥かっこよかったよ」
顔を朱くしながら‥そんな事を言うんだから。
そりゃ、嬉しいけど‥でも、は、恥ずかしい‥な。
し、しかも‥ここはル・ルデの庭だ。
周囲には他の人だって居るのに‥って、聞こえてる訳無いか‥い、いや、それでも。
「は、恥ずかしい‥だろ、そんな事、言うの‥」
今度は言われた俺が、恥ずかしさのあまり真っ赤になっちまって。
‥その‥レンタルハウスに向かう足を、自然と早めていたんだ。

「ふぅ、さて‥‥と」
レンタルハウスに着くなり、俺は着ていたランサーアーマー一式を脱ぎ、ソファにくつろぐ。
勿論、裸じゃないぞ‥アンダーウェアくらいは着てるんだ。
‥外は寒くても、中は暖房のお陰で温かいんだ‥これくらいの服装で十分なんだよ。
ラナイも俺と同じ様に‥は流石にしてないか。
ラナイはおしゃれさんだからな‥ちゃんと何かを着るのだろう、クローゼットのある部屋へと行ってしまった。
俺は、ソファに身体を預けると‥ほんのりと‥いや、しっかりとした疲労が身体に来るのを感じて、目を閉じる。
それほど長い間、バリスタをしていた訳じゃ無いが‥モンスター相手の戦闘並‥いや、それ以上に疲れたらしい。
新年早々、少し痛みの記憶が残ったが‥まぁ、楽しいひとときを過ごせた。
今年も一年、楽しく‥そして俺自身、成長できる様な‥‥あ、それから‥
‥ラナイと幸せに過ごせる、そんな一年であってほしい。
その為にも‥そうだ。
ここらで、新年の抱負なんかを考えるのも良いな。
俺はソファに身を預け、目を閉じたままで‥色々と考え続ける。
新年の抱負を考えるには、まず‥去年を振り返ってみるのが良いよな。
ええっと、去年‥去年は‥‥そうだなぁ、色々あったよなぁ。
ひな祭りの時、ラナイに告白されて‥俺達が付き合う様になって。
あますず祭りの時、ラナイの押しがあって、その‥舐め合うようになって。
はろうぃーんの時、ラナイの努力のお陰で、えっちを‥‥って、ちょっと待てよ。
なんだか、俺ってラナイに一方的に押されている様な気がするぞ‥
‥そういえば、最近その‥えっちをする時だって、ラナイから誘われる事の方が多いよな。
‥‥圧倒的に。
(‥ね、ヤナ‥その‥)
(ヤナ‥あのね、したい‥な)
(ヤナ‥僕、ヤナと‥)
そんな言葉ばかりが頭に浮かんでくる。
勿論、俺から声を掛けることもあるけど‥それはごく稀の事だ。
‥だめだ‥そんなんじゃ、ダメだ。
俺だって男だ‥なにより、ラナイとの間では俺が「男役」なんだ。
もっと、こう‥アクティブに、アグレッシブに、ラナイを求めていかないといけないんじゃないのか。
‥ん、そうだ‥これだ。
今年の俺の目標‥「ラナイに対して、もっと積極的になる」これだ‥!
‥いや、もうちょっと違う目標があるかもしれねぇけど‥
とりあえず、ラナイとの間での目標は、これでいい。
そうと決まれば早速‥
俺はぱっと目を開いて、部屋を見渡してみる。
が‥ラナイは違う部屋に行ったまま、まだ戻ってきてはいない。
いっその事、着替えてる所に押しかけるか?‥「ラナイを待ちきれないんだよ」とか言って‥
いや、焦る必要は無いさ‥戻ってきたところで俺が声を掛ければいい。
‥「さぁ、ラナイ‥姫はじめとしゃれこもうぜ」とかなんとか。
‥ちょっとおっさん臭いか?もうちょっとスマートな方がいいのか‥?
なんて事を考えている間に、ラナイが部屋へと戻ってきた。
‥戻ってきたのは良いんだが‥ラナイ‥‥!?
「あ、ヤナってば、装備を脱ぎ散らかして。ほら、片付けないと‥ね?」
少し微笑みながら呟いた、ラナイの「本当に、しょうがないなぁ」なんて意味合いの‥そんな言葉に。
俺は思わずにんまりとしてしまうんだ。
ん?‥‥ああ、だってさ、なんだか‥奥さんみたいだろ?
まぁ、確かに‥俺とラナイが同居しはじめたのは、ごく最近で‥
なんとなく新婚生活っぽい‥って、いや、問題はそっちじゃないんだ。
問題というのは‥俺のランサーアーマー一式を片付けている、ラナイの‥着ている服だ。
さっきまでの黒魔道士の装備を脱いで、今は‥何故かノベニアル装束を着ている。
‥えっと‥ノベニアル装束、って言っても分かりづらいか。
少し前の装備だから、名前だけ言われても、もう忘れてる人だって居るだろうしな。
確か、一昨年に流行したタイプの礼服で‥フォーマルな場での着用が合う服、だ。
黒系統の色でまとめられた上下‥その胸元に添えられた白いバラ。
そう言われると「おっ」と思い出す人も多いと思う。
‥まぁ、なかなか目立つ服装だもんな。
ヒュームやエルヴァーンの人達が着ると「格好いい」というイメージの沸くこの装束だが‥
‥俺達タルタルが着ると、途端に「可愛い」というイメージになる。
まぁ、俺はともかくとしても‥ラナイだと「抜群に可愛い」ってイメージになるんだ。
綺麗な銀色の髪が‥優しい顔立ちが‥黒い礼服にホント映えるんだよなぁ。
‥いや、可愛いのは分かるんだが‥何故今、この礼服なんだ‥?
「ラナイ、そのさ‥なんで礼服着てるんだ?‥可愛いけどさ」
俺は不思議そうに首をかしげながら、ラナイに聞き返す。
‥まぁ、最後の可愛い、ってトコは‥ちょっと言うのが恥ずかしかったけどな。
「あ‥ふふ、ありがとう。あのね、この服‥好きなんだけど、あまり着る機会が無いでしょ?
 でも、ね?お正月だったら、こういうのを着てもいいかな‥なんて思って」
俺の言葉に、ラナイは嬉しそうに‥そして恥ずかしそうに顔を染めながら答える。
‥確かに、ラナイの言う通り‥最近めっきりこの装束も着なくなったな。
この装束が出回った頃は、俺も喜び勇んで着て‥
‥‥ガックリときた感があったんだが‥。
いや、だってなぁ‥当時も近くにラナイが居たんだぜ?
流石にラナイと比べられると‥な?
まぁ、それはともかくとしても、だ。
お正月だって、公式的な行事だ‥少し違うかもしれないけど‥
ともかく、フォーマルなこの服を着るのも良いかもしれない。
それに‥それにだ。
例え場違いでも、ラナイなら‥何を着たっていいじゃねぇか。
「そうか‥なるほどな。うん‥似合ってるぞ、ラナイ」
「ふふ‥ありがとう。‥ね、ヤナもノベニアル一式、持ってたよね?折角だし、二人で着て出かけようよ」
俺の「似合ってる」という言葉に、その場でくるりと一回転をしてみせるラナイ。
‥その回る仕草だって可愛いんだから‥全く、しょうがねぇなぁ。
‥って、何だって?俺にもノベニアル装束を着ろ、って言うのか‥むむむ。
「お、俺もか‥うーん、俺だと全然似合わねぇんだけどな‥」
「そんなこと無いよ。‥ヤナ、格好いいもん」
出かけるのは構わないとしても、流石に似合わない俺が着るのは‥と拒む俺に。
ラナイはそんな、嬉しい事を言ってくれる。
‥格好いい‥か。
さっきの帰り道でもそうだったけど、なんていうか‥心くすぐられる言葉だ。
「ふふ‥ね、二人で美味しいもの、食べに行こう?」
更には‥そう言ってにっこり微笑んで見せるラナイ。
そこまで言われたら‥しょうがねぇな。
「ああ、じゃあ着てくるから、ちょっと待っててくれよ‥‥どこに仕舞ったかな」
確か最後に着たのが、一昨年の末頃だったから‥うーん、どこに仕舞ったかな?
俺は記憶の糸を辿りながら、ノベニアル装束を探し始めた。

‥うーん。
ノベニアル装束は見つかった‥比較的すぐに。
で、早速着てみたんだが‥うーーん‥。
鏡を見てみても、やっぱり「うーん」って思いが浮かんでくる。
さっきラナイの姿を見たから‥だろうか、到底「可愛い」とは言えねぇよなぁ‥。
かといって「格好いい」のか、って聞かれると‥‥いや、聞かないでくれ。
微妙にこのノベニアル装束と、俺の緑色のマゲが‥合っていない様な気がするんだよなぁ。
‥まぁ、これを着るのはラナイの頼みでもあるし‥ラナイには見せるとするか。
このまま外に出るのは、やめておいた方が良いような気がするけどな‥。
俺自身、そんなマイナスイメージを持ちながら、ラナイの前に出たんだが‥
ラナイの反応は、って言うと‥
「わぁ‥ヤナ、素敵!‥とっても似合ってるよ、うん!」
顔を朱くしながら、そんな嬉しい事を言ってくれるんだ。
‥その様子からして、お世辞とかじゃないのは分かる‥分かるけど‥
ラナイは俺の、何処が素敵って思うんだろう?
「ヤナ、もしかしたら『自分のどこが素敵なんだ』なんて思ってるでしょ?」
「えっ!?‥‥あ‥‥う、うん‥‥そうだな‥」
‥ラナイはもしかしたら、俺の心が読めるのか?
そう思う様な、ラナイの言葉に‥俺は驚きながらも正直に、こくこくと頷いてしまった。
そんな俺に、ラナイはまた「仕方無いなぁ」とばかりに話し始める。
勿論、さっきと同じ様に‥優しそうに微笑みながら、だ。
「あのね、ヤナは‥自分が思っている以上に、格好いいんだよ。
 外見もそうだけど、それ以上にヤナの中身が、ね。
 ヤナって、とても紳士的で‥優しくて。ノベニアル一式はね、そんな紳士にぴったりの服だから‥だから‥」
話すにつれて、ラナイの微笑みが少しずつ‥照れるような、恥ずかしい様な表情へと変わり‥
頬だって朱色へと染まっていく。
更には‥その言葉だ。
俺の中身が紳士的‥か。
‥自分ではそんな風に思った事は無いけど‥でも。
大好きなラナイがそう言ってくれるんだ‥少しくらい傲慢になって、その言葉を信じても‥
‥バチは当たらないだろ?
いや、俺が俺自身をどう思うか‥それよりも。
ラナイの照れる仕草に。
ラナイの優しい言葉に。
‥俺がグッと来ない訳が無いだろう?
そんな俺の「グッと来る心」に‥さっき立てた「今年の目標」が背中を押してくる。
そうだ‥今年はラナイに積極的になる、ってヤツだ。
だから‥だから。
俺はゆっくりと、ラナイに向けて口を開く。
「なぁ、ラナイ‥その‥一緒に美味しいものを食べに行こう、って言ってたよな?」
あくまで真剣に、そう話す俺に‥ラナイは俺の目を見つめながらも、嬉しそうにこくりと頷く。
その嬉しそうな顔は、きっと美味しいものを食べる事への期待なんだろうけど‥
今の俺には、表情どころか頷く様子すら‥食事とは違う何かを期待している様な、そんな風に見える‥
‥まぁ、俺の気のせいなんだろうけどよ。
俺は、そんなラナイに‥言葉を続けた。
「でもな‥俺は今、ラナイ‥‥お前が食べたいんだ」
俺の言葉‥そして真剣な表情を見たから‥だろうか。
ラナイの表情がゆっくりと変化していく。
微笑みは、恥ずかしそうな表情へと変わり‥
まっすぐ俺を見つめていた瞳は、微かにうつむく様に。
「え‥‥あ‥‥うん。良いよ‥ヤナ‥」
うつむいたままの瞳には、何かに対する‥そう、期待の光が宿っていて。
そして、さっきまでとはまた違う、嬉しそうな表情を浮かべる。
‥うん、俺としてはなかなか積極的な所を見せられただろう‥
いや、「お前が食べたい」っていうセリフはどうなのか、とは思うけど‥。
ともあれ、これで俺も‥と、考えていた所で。
ラナイは急に間を詰めるように、俺に近づいてくる。
嬉しそうな微笑み‥いや、どちらかといえば‥
これから始まる事に対して、期待を膨らませている様な、そんな表情をみせながら‥
「ヤナ‥好き‥キスさせて‥ね?」
ラナイはそう言うと、そっと両手を広げ‥俺の身体を包み込む。
そう、俺を抱きしめながら‥そっと顔を近づけてきたんだ。
‥って、いつのまにか‥俺よりもラナイの方が積極的になっていて‥
気がついたときには、ラナイの唇が‥俺の唇に重なっていた‥。

「ね、このままで‥しよう?」
場所をソファに移して‥俺達はキスを続けていた。
二人がけのソファに俺が座り‥その俺をまたぐようにして、ラナイが俺の膝に座って‥唇を重ねて。
温かな居間に、至福の時が流れる‥正にそんな表現がぴったり来る位だ。
‥‥なんだか詩的すぎて、俺らしくねぇけどな。
ともかく‥長らくのキスを終えた後、ラナイは俺の耳元でそう囁いた。
このままでする‥ってのは、その‥ノベニアル装束を着たままで、って事か。
折角の礼服なのに‥いや、折角の礼服だからこそ‥着ながらする事が、背徳的で良い‥のかもしれない。
いや、そんな形式儀礼からくるものじゃなくて、もっと単純に‥そうだ。
可愛く着飾ったままのラナイを犯す事が出来るから、そんな風に思っているのかもしれない。
どちらにしろ、俺の返事は‥決まってるな。
「ああ‥良いよ」
‥思わず、俺は驚いてしまったんだ。
その‥自分で言った「良いよ」という声が、思っていた以上に甘い声になっていたから‥。
こんなに自分の声が甘くなるのは‥その、気持ちがえっちに‥トロンとなってるからで‥
キスだけじゃ、ここまでは‥あ、いや‥キスは勿論好きだけど、それでも‥
普段だったらキスだけじゃ、ここまで気持ちがトロンとは‥なりはしねぇから。
ともかく、えっちな気分に流される様に‥俺はラナイの身体を引き寄せる。
‥正確に言えば、ラナイの腰に手を回して‥俺の方へと押しつける様に。
結果、自然と互いの腰が近づき、そして‥股間の部分が密着する。
‥既に二人共、興奮の為か‥最大限にまで大きくなっているちんちん。
ラナイの‥堅くて大きなちんちんの感触だって、ズボン越だけどしっかりと分かる。
そんな互いの股間が触れ合って‥重なり合って‥押し付け合って‥擦れ合って。
下着、更にはズボンを間に挟んでいる事で、まどろっこしい事この上無ぇ‥
だけど‥それでも甘美な感覚を、俺達は味わう。
気持ち良い‥けど、物足りない‥
互いにそう思っているんだろう、お互いがお互いに腰を押しつけ合って‥ソファが軋む。
でも、そんなソファの軋む音すら‥俺達の耳には入ってこねぇ。
ただ聞こえるのは‥互いのえっちな呼吸音だけ、だ。
「ヤナ‥ぁ‥‥切ないよぉ‥‥」
‥どうやらラナイは、俺よりも先にしびれをきらしたらしい。
これだけじゃ物足りない、もっと‥もっと刺激が欲しい‥
まるでそう言っている様な、えっちな表情と‥えっちな声と。
‥そんな所を見せられたら、俺だって‥もうたまらなくなっちまう‥。
「ヤナ‥ズボン‥脱ごう‥」
続けて発せられた、ラナイの甘いおねだりに応える様に‥俺はラナイを引き寄せている手の力を緩める。
それに呼応するように、ラナイは長らく擦り合わせてきた股間を、ゆっくりと離していく。
快楽が遠のいていくのが、名残惜しい‥いや、ともすれば離したくなくなるのを‥ぐっと堪えて。
なんとなく、離れていくラナイのズボンを見てみると、そこには‥
俺のものか、あるいはラナイのものか分からない、先走りが‥しっとりとズボンを濡らしていた。
「やぁ‥ノベニアルホーズ、濡らしちゃった‥」
ラナイも、俺の視線をたどるようにして‥自分のズボン、そのシミに気がついたのだろう。
未だ興奮の余韻に浸っているのか‥ラナイはえっちな顔をしながらも、ズボンを脱いでいく。
勿論、ズボンの中‥パンツすらも、しっとりと濡れていて。
‥ノベニアルコートと、パンツの組合せ‥しかもそれが濡れているとなれば、限りなく‥えっちだ。
だが、そんなえっちな姿を堪能する間も無い位に‥ラナイはさっさとパンツを脱いでしまう。
‥その中かから現れるのは‥既に先端を先走りで濡らした、元気なちんちんだ。
真上を向くほどにピンとそそり立ち‥更に先端部分は中身を少し覗かせていて。
‥いや、それどころか‥なんだかいつもよりも大きくなっている様な気がする‥
これは興奮のせいか、あるいは成長‥いや、ラナイも俺と同じ15歳だ、流石に今になって成長は‥
「もう、僕のばかり見てないで‥ヤナのも見せてよ‥‥ね?」
見られているのが恥ずかしいのか‥いや、早く次のステップに進みたいからか。
ラナイはそう言って俺の元に駆け寄ると、急かすようにして俺のズボンに手をかけた。
俺もまた、ラナイの意志に逆らわないように‥ソファからそっと腰を上げる。
ラナイは、俺のズボンをそっと膝の所まで下ろして‥むぅ。
どうやら俺も、ラナイに負けず‥パンツを先走りで濡らしていた様だ。
ちんちんの先端が当たる部分が、濡れたせいで透けて見えて‥自分で見ていても恥ずかしくなる。
だが、ラナイは構わずに‥俺のパンツに手をかけて‥そしてちんちんに気をつけながらも、そっと下ろしてくれた。
‥パンツの中からは、ラナイと同じ様に‥少しだけ頭を覗かせた、元気なちんちんが現れる。
ラナイは俺のちんちんを手に掴むと、被っていた皮をそっと剥き下ろして‥
躊躇うことなく、そこに顔を近づけていく。
「ヤナの‥元気だよね‥‥うん、良い香り‥‥」
‥普段なら、その‥大抵風呂に入った後にするけど‥
そうではない今、ニオイのことを言われると‥流石に恥ずかしくなる。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、鼻でクンクンとニオイを嗅ぐラナイ‥
‥俺は顔が真っ赤になりそうだ。
だが、俺の顔が真っ赤になる前に‥ラナイは、俺のちんちんを銜え込んだ。
途端、俺のちんちんを覆う‥柔らかで気持ち良い、あの感触。
全て剥けた先端部分を覆う様に‥更には胴体部分までをも覆う様に、ラナイは口中深くへと頬張っていく。
ちんちんの敏感なところだけじゃない‥その全てが暖かく包まれていく感触。
更には、直接的な感触だけじゃなくて‥ちんちんを口中に含み、愛してくれている‥という想い。
その想いが、ちんちんに感じる感触を‥更に鋭利なものへと変えていく。
その‥あまりにも気持ちよすぎて‥思わず俺の鼻から「んッ‥」なんて声が漏れてしまうくらいだ。
‥は、恥ずかしいけど‥仕方無いだろう‥。
銜え込めるギリギリの所まで、ラナイはちんちんを銜え込んだ後‥
ゆっくりと‥口を後退させていく。
‥ラナイの可愛い口から、俺のちんちんが吐き出されていく様子は‥たまらなくえっちで。
しかも‥お上品で、可愛く見えるノベニアルコートが、その光景を一層えっちに見えさせる‥。
そんな視覚面からくる「えっちなラナイ」が、直接ちんちんに感じる気持ちよさに、更なる燃料を与えていく。
‥凄い‥普段舐められるより、ずっと‥気持ち良い‥。
このまましばらく続けられたら、出てしまうかもしれない‥そんな風に思うくらいだ。
でも‥あくまで「舐めるだけ」で終わるつもりはない。
そうだ‥あくまで本番はこれから、なんだから。
だから‥
「ラナイ、もう良いよ‥‥しよう」
俺がラナイに向けて呟いた、その言葉に。
ラナイはちんちんから口を離すと、嬉しそうに‥そして恥ずかしそうに、こくりと頷いた。

「ちょっと待ってね‥‥んしょっと‥」
ラナイはそう言うと、俺の座るソファに上がり‥俺の身体をまたぐ体勢を取る。
そしてそのまま腰を下ろして‥丁度しゃがみ込むような体勢を取った。
‥当然、俺の身体をまたいでいる分、足は開かれて‥更には俺の方を向いている為、ちんちんは丸見えだ。
その状態でラナイは、指を二本、軽く口に含むと‥おもむろに自分の背後‥恐らくお尻へとあてがった。
‥なるほど、唾で指を湿らせ、お尻の穴をほぐそうとしているのだろう‥が。
流石にそれだと滑りが付きにくいんじゃないか‥と思う。
それなら‥
「ラナイ、寝室に行って、オイルでも持って来ようか?」
お尻の穴をほぐすのと‥あとはちんちんを入れる時に滑りやすくする為に使う、あのオイル。
流石にここ‥居間には置いてないけど、寝室にならある。
折角の気分を中断してしまうのが難だが、ラナイの身体を考えるなら、と‥そう思って俺は提案したんだけれど‥
「‥んッ‥良い‥の‥‥もう僕、我慢出来そうに‥無いから‥‥」
ラナイは‥すごくえっちな顔をしながら、そう言ったんだ。
‥我慢出来そうにない‥か。
確かに俺も、そろそろ我慢の限界だけど‥
「我慢出来ないって、でも‥」
「‥良いの‥無理矢理でも‥んッ‥入れて欲しい‥の‥」
それでも、という俺の言葉を遮る様に。
ラナイはえっちな事を言ってくるんだ。
‥「無理矢理でも」か‥そこまで言われたら、俺だって‥もう堪らない。
ラナイ‥悪いけど、覚悟するんだぞ。
‥なんて、そんな事は言えないが‥
「分かった‥痛かったら言うんだぞ?」
俺はそう言って、ラナイの唇に‥軽く唇を合わせる。
‥本当に軽く‥触れたらすぐ、離れる位に。
そして‥俺は左手をラナイの腰にまわし‥右手を、自分のちんちんへと添える。
ラナイのお尻の位置を調整するように、左手に力を込めて、ラナイを移動させて。
‥何度かの試行錯誤の後、上向きの俺のちんちん‥その先に、ラナイの柔らかくてえっちな部分が触れた。
その感触に、俺の期待感はどんどん高まっていく。
入れたい‥早く入れたい‥そんな気持ちがあふれてくる。
あの感覚‥暖かく、そして優しく包み込まれるような‥ラナイの中の感覚。
思い出しただけでも、ウズウズしてくる。
‥でも、今日はラナイのお尻をそれほど慣らして無い上に、オイルも無いんだ。
焦っちゃいけない‥焦っちゃ‥いけない。
自分の気持ちを抑えるように‥心の中の波を治める様に、俺は自分に言い聞かせる。
そして‥ラナイの腰にまわした左手に、ゆっくりと力を込め、下へ‥そう、俺のちんちんが入る様に、力を込めて‥
‥と、俺がそうする前に。
「ん‥あ‥‥ああ‥ッ!」
「く‥う‥‥ッ‥」
ラナイがもう、堪らなくなってしまったんだろうか‥
ラナイはゆっくりと‥いや、比較的早いペースで腰を落としていったんだ。
勿論、俺のちんちんは‥まるでズブズブと音を立てるように、ラナイのお尻の中に飲み込まれていく。
キツい入り口を、心地よくくぐり抜けて‥暖かな中へと潜り込んだ。
俺は‥その気持ちよさに、思わず声が漏れてしまう。
‥なんだか、いつもよりも‥そう、キツいような‥そんな感じがして。
ラナイのお尻をあまり慣らしていないから?
それとも、二人ともノベニアル装束を着たまましている、っていう興奮状態にあるから?
わからない‥わからないけど‥
「ラナイ‥凄い‥‥凄い気持ちいい‥よ‥」
自然とそんな言葉が漏れてしまう。
お世辞なんかじゃない‥今までに感じたことが無いくらい‥気持ちいいんだ。
「僕‥も、ヤナの‥凄い‥‥感じる‥よぉ‥」
ラナイも気持ちよくなってくれている‥そんな感じが、その声から‥そして表情から受け取れる。
顔を朱く染めて‥恍惚とした表情をしているラナイ。
凄い‥凄く‥えっちだ‥。
‥俺だって、似たような顔をしているのかもしれないけど。
ともかく、俺はそんなえっちなラナイの唇に‥そっとキスをして。
そして‥改めて動き始める。
ラナイはゆっくりと腰を上下させ‥俺もラナイにあわせて、わずかでも腰を動かして。
いつもの様に、どちらかが大きく動く‥そんな体勢じゃない。
俺のちんちん、全長を使って‥ラナイの中を擦る様な‥激しいえっちじゃない。
ゆっくりと‥更には動かす幅も決して大きくないのに‥それでも。
‥それでも、いつもよりも気持ちいいんだ。
そう、気を抜けば、すぐにラナイの中に出してしまうんじゃないか、って思う位。
それくらいに‥ラナイは‥ラナイの中は‥凄くて。
「ラナイの中‥凄いよ‥俺のを‥いつもよりも締め付けてくるんだ‥。‥俺、気持ちよくて‥」
‥気がついたときには、夢中で‥ラナイに囁いていたんだ。
普段なら、そんな‥ラナイの中がどうかなんて、えっちな事は言わないのに。
‥‥い、いや、そうでもないかな‥
「僕も‥んッ‥‥ヤナの‥ちんちんが‥いつもよりも大きく‥やッ‥感じちゃって‥気持ちいいよぅ‥」
俺に触発されたのか、ラナイだって‥そんな声を出してるくらいなんだ。
‥よく見ると、ラナイのちんちんからは‥凄い量の先走りがあふれていて。
‥いや、更によく見ると、うっすらと白いものだって混じってる。
もしかしたら、ラナイはもう軽く「達して」いるのかもしれない。
こんな事、今までだって無かったのに。
‥やっぱりお互い、今回のえっちは‥凄く感じてるんだ。
きっと‥今までの中で一番。
でも‥もっと‥もっと。
そうだ、俺は新年の抱負で‥決めたんだ。
ラナイにもっと積極的になる‥って。
だから‥俺は次の一手を打つ。
右手はラナイの背中にまわしたまま、左手でそっと‥ラナイの上半身、胸のあたりを押す‥あくまで優しく、だ。
「え?‥ひゃっ‥と、と‥」
ラナイは突然押されたことに慌てて、一瞬バランスを崩し‥のけ反る様な体勢になったが‥
右手に加え、左手もラナイの背中にまわす事で支える。
俺が支えた事で、ラナイも落ち着いたんだろう‥その体勢を支えるように、右手をソファの肘置きに乗せた。
これで丁度‥ラナイはのけ反る様な体勢のまま、安定した訳だが‥ここからだ。
俺は、この体勢のまま‥腰を突き上げ始める。
「‥ひぁッ!?‥や、ヤナ‥それ‥凄‥い‥‥よおッ!‥だ、ダメえッ!」
今まで以上に、腰の動かす速度を‥そして動かす幅を広げていく。
ラナイの中を‥ラナイの弱いところを突くように‥何度も、何度も。
俺が突き上げるたびに、ラナイはえっちな声を上げて‥
更に、ちんちんからはとろりとした白濁の粘液を垂らしていく。
その粘液は、次々と俺のノベニアルコートに垂れ落ちて‥黒い中に白い模様を刻んでいった。
「ラナイ‥凄いな‥こんなに‥えっちなお汁をあふれさせて」
えっちに乱れるラナイに、俺はえっちな言葉を掛けながら‥腰を突き上げていく。
‥勿論、激しく腰を動かす反動で‥俺に来る気持ちよさだって凄いものだ。
‥正直、もう長くは保たねぇ‥でも‥
ラナイをもっと‥もっと‥気持ちよくしてやりたいから‥
だから‥もうちょっと‥
「だ‥だめぇ‥もう‥僕、だめぇ‥‥おかしく‥なるからぁ‥。
 ヤナ‥出してぇ‥僕の中に‥いっぱいせーえき、出してぇ‥」
ラナイの‥その言葉に。
えっちにおねだりする‥言葉に。
俺の中で‥何かが弾けたような、そんな‥気がした。
「くうッ‥出るぞ‥ラナイ‥中で‥いっぱい出すぞッ!‥ううッ!」
最後の最後‥その瞬間。
俺はラナイの奥深くまで‥ちんちんを突き入れて。
そして‥ドクドクと精液を注ぎ込んだんだ。
‥凄い‥精液を出す毎に‥頭が真っ白になるような‥クラクラするような‥そんな快感が俺を襲う。
それが何度も‥何度も繰り返されて‥俺はどうにかなってしまうんじゃないか、なんて少し怖くなるくらいで。
それに‥その、ラナイのお尻の穴だって‥俺の中から精液を吸い出すかの様に、ぎゅっぎゅっ‥って締め付けてくるんだ。
ラナイは‥俺が精液出すのにあわせて、お尻の穴を締め付けてくれているのか、って思ったんだけど‥
よくよく見ると、ラナイも‥俺と同じ様に、大量の精液を放っていて‥どうやら本格的に「達した」ようだった。
‥俺のノベニアルコートを、真っ白に染める位に‥沢山の精液を放っていて。
‥‥俺も‥ラナイも、二人とも射精を終えた時には‥もう二人とも、すっかり疲れ果ててしまっていて。
ラナイは俺に‥そして俺はソファに‥それぞれ体を預けるようにして、倒れ込んだんだ。
俺のノベニアルコートに付いた、ラナイの精液が‥ラナイのコートに付く事も‥
ラナイのお尻から、俺のちんちんが抜け出て‥大量の精液が溢れ出ることも、もう‥どうでもいいくらいに‥
俺たちはただ、抱き合ったままで‥快楽の余韻を感じ、疲労の回復を待っていた。

結局。
二人のノベニアルコートは汚れてしまって‥出かけるどころでは無くなってしまった。
まぁ、コートが汚れなくても‥疲労困憊で、出かける気にはなれなかったかもしれないけど。
そんな疲労状態から、少し回復したところで‥俺たちはノベニアルコートを脱ぐと、改めてソファに二人、腰掛けて。
そして‥なんとなく二人、寄り添って‥時を過ごしたんだ。
俺の肩に触れる、ラナイの暖かさが‥とても心地よくて。
‥さっきまではえっちな気持ちでいっぱいだったけど‥
‥それも今は、幸せな気持ちに変わっていて。
なんだか‥今年一年、幸せで居られる様な‥そんな気すらしてきたんだ。
しかし、それにしても‥姫はじめとは言え、新年の初っぱなから‥凄いえっちをしたもんだ‥と思う。
いや‥あれで満足してちゃいけないよな。
もっと‥ラナイを気持ちよくしてやるのが、俺の今年の‥‥ん?
っと、違う違う。
そうだ、俺がラナイに‥もっと積極的にならなきゃ‥だったよな。
だから‥俺はラナイにそっと声を掛ける。
‥ああ、これは積極的じゃなくても‥言っている事だけど。
「なぁ、ラナイ‥好きだよ」

「‥ヤナってば‥‥僕だって、好きだもん」
ヤナってば‥とっても幸せそうな顔をして‥「好きだよ」なんて言うんだもん。
でも、僕だって‥「好き」っていう言葉を伝えるときには、きっと幸せな顔をしてる‥と思う。
その‥「好き」って言葉、僕は大好きだから。
何度聞いても‥僕は幸せな気持ちになれるから‥勿論ヤナから言われた時だけ、だけどね。
ああ‥ヤナに「好き」って言ってもらえて‥
更には、こうして‥ヤナの暖かな体温を感じられて‥本当に幸せだぁ。
‥それにしても、今日のえっちは‥凄かったなぁ。
ヤナってば、あんなに激しく僕の中を突くんだもの‥ふふ。
‥って、だめだめ。
そう、僕には‥「新年の抱負」があるんだから。
僕の立てた「新年の抱負」それは‥去年以上に、ヤナに積極的になること!
だから‥うん、えっちの時だって、もっとがんばらなきゃ。
そうだ‥とりあえずは‥うん、ヤナに言っておこう。
「ね、ヤナ‥あのね、僕、今度‥ヤナに入れてみたいな」


 
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