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 ←その3『これから その2』 →其ノ1『さらわれた少年』
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ショート

その4『これから その3』

 ←その3『これから その2』 →其ノ1『さらわれた少年』
あらすじ
 ぼく、タリス・ラカリスと‥エル、ことエリシヴル・キリシヴルは幼なじみだ。
 幼い頃から一緒に過ごし、一緒に冒険者になって‥今も、一緒に活動をしている。
 そんなぼく達に、それぞれ別のリンクシェルから誘いが来たんだけど‥
 しかし、それぞれ一緒には参加出来ない事を聞いて、悩んでいたぼく。
 でも、エルは違った‥そんなリンクシェルに参加するよりも、ぼくと一緒に居たい‥と言って。
 そして‥ぼくの事を「好きだ」と言ってくれたんだ。
 ぼくだって‥その、気持ちは同じだから‥‥だから、ぼく達はこれから‥

 

エルが、ぼくの胸に飛び込んできて‥それから。
しばらくの間、ぼく達は抱きしめあっていた。
身体中に感じる、エルのぬくもりを‥ずっと感じていたい、そんな思いを抱いたままで。
そう、エルを抱きしめる‥エルのぬくもりを感じられるのは、勿論嬉しい事だけど‥それだけじゃない。
エルのぬくもり‥その中に、どこか懐かしいような‥そんな感覚があったんだ。
‥そういえば、昔‥まだ幼かった頃は、こんな風にエルのぬくもりを感じていたっけ。
抱きしめることは無かった‥と思うけど、例えば手をつないだりだとか、軽いボディタッチだとか。
些細なことでも、身体を触れ合って‥お互いのぬくもりを感じていたような気がする。
でも、ここ最近‥いや、少なくとも冒険者になってからは、手すらも繋いだことはなかった。
ずっと‥このぬくもりから離れていたんだなぁ、って‥思ったんだ。
「タリスの身体‥あったかいや。‥なんだか、懐かしい様な気がする‥」
エルも‥ふふ、きっとぼくとおんなじ事を考えていたんだと思う。
ぼくの身体を抱きしめながら、そんな事を言うんだから。
「うん‥昔は‥もっと触れあってたね。その‥お互い子供だったから‥手を繋いだりとか」
そう‥いじめっ子にいじめられた時とか‥その後、エルが手を繋いでくれてた‥そんな記憶がある。
手を繋いで(もう大丈夫だ)とか言ってくれたような、そんな記憶が。
‥子供の頃の記憶だから、あまりはっきりとはしないけど‥。
いや、エルの‥手の温かさだけは覚えてる‥はっきりと。
「でもね、今は‥その、大人だから‥。‥だから、違うことをしてもいい‥かな?」
ぼくが昔の思い出に浸る間に、エルはそんな言葉を続けてくる。
‥大人だからする、違うこと‥それってもしかして‥
そんな事を考えているぼくから、エルはそっと身体を離して。
そして‥ぼくの瞳を見つめて、にっこりと微笑んでみせる。
対するぼくはというと‥エルの言う「違うこと」の意味が、なんとなくわかったから‥
だから、エルにこくりと頷いたんだ。
そんなぼくの頷きを合図にして、エルはゆっくりと‥ぼくの顔に顔を近づけてくる。
少しずつ近づいてくる、エルの顔‥ううん、唇。
ぼくはその唇を迎えるため、そっと瞳を閉じて‥その瞬間を待った。
瞳を閉じたら、その‥普段よりも胸が高鳴っているのに気がついて。
‥それもそのハズ‥だ。ぼくは、その‥キスをするのだって初めてなんだから。
でも、初めての相手が‥エルなら。
ぼくは‥全然‥‥あっ‥
‥その時、ぼくの唇に‥柔らかなエルの唇が触れる。
でも、それはすぐに‥唇から離れていってしまって。
ほんの一瞬の間‥軽いキスだったけど‥それでも‥‥。
‥なんて言えば良いんだろう、とっても印象深いものだった‥なんて言ったら、少しカタい‥かな。
ともかく、ぼくもエルも‥顔を離した後は、目を開いて‥お互いの顔を見合って。
‥そんな時に、ふとぼくは思ったんだ。
さっきのキスは、柔らかで‥優しくて‥まるでエル自身を表している様なキス‥だって。
そう考えたら‥ふふ、なんだかぼくは、笑みがこぼれてしまって。
エルも‥ぼくが笑い出したのにつられるようにして、笑い始めたんだ。
キスをした後だっていうのに、ムードも無い‥なんて言われそうだけど‥
‥ぼくにとっては‥うん、最高のキスだったよ。


寝室‥ぼくが普段、眠っている部屋‥そして、眠っているベッド。
そんないつもの部屋が‥今は違った色に見える。
それというのも、やっぱり‥隣にエルが居るから?
ベッドの縁に腰掛けながら、ぼくとエルは‥再び唇を重ねる。
柔らかくも優しい‥キスを感じながら‥
ぼくは少し前の事を思いだしていた。
‥‥あの後。
キスを終えた後、エルは‥優しく微笑んで、ぼくに言ったんだ。
「ね、タリス‥えっちな事、してもいい?」
あっけらかんとそう言うエルに‥ぼくは真っ赤になってしまう。
‥えっちな事をするだなんて、口にするのだって‥恥ずかしい事なのに。
でも‥でも‥
「‥‥エルが‥したいなら‥」
その‥エルがどうしてもしたいなら‥いいよ、って。
ぼくはそんな意味を込めて‥恥ずかしながらも答えたんだけど。
‥エルってば、ヒドいんだ。
「うん、僕はしたいな。‥でもね、タリスがイヤならいいんだよ?」
にっこり笑って、そんな事を言ってくるんだもの。
‥これじゃ、まるで‥ぼくが「本当はしたくないけど、エルがどうしてもって言うから」なんて言ってるみたいで。
でも‥うん、確かにぼくは少し「逃げ腰」だったかもしれない。
ちゃんと‥ちゃんと言わないと、いけないね。
「‥エルの意地悪。‥イヤなんかじゃないよ、ぼくだって‥したいもん」
顔を真っ赤にしながら、そう答えるぼくに。
エルはさっきよりもにっこりとした微笑みを浮かべたんだ。
「良かったぁ。ふふ‥タリス‥」
そう言って‥エルはもう一度、唇を近づけてきて。
‥また‥唇が重なって‥
再び感じるエルの唇は‥やっぱり優しい‥。
そう感じて、どことなくうっとりとしているぼくに。
そんな優しいエルの唇から、ぼくの胸を更に高鳴らせる言葉が‥伝えられたんだ。
「ね、タリス‥ベッド、行こう?」
勿論、ぼくはその言葉に‥首を縦に振って。
そして‥ぼくはエルに手を引かれて‥やってきたんだ。
‥ここ、寝室に。
「‥ふぅ‥‥タリス‥可愛いね。可愛くて‥えっちな顔、してる」
キスを終えた後、エルはそんな事を言ってからかうけど‥
‥でも、えっちな顔になってしまうのは仕方無いよね。
だって‥やっぱりぼくはキスが好きだから。
エルの、その‥とても優しいキスが。
「え、えっちな顔してるのは‥エルのキスのせい、なんだからね」
ぼくはそんな口答えをするけど‥とてもじゃないけど、反論になってないね。
‥どうやらえっちな気持ちになってる分、頭が少し回らなくなってるみたいだ。
でも、頭の事なんてどうでもよくなるくらいに‥ぼくは‥
「さ、タリス‥脱ごうね‥あ」
エルはそう言うと、そっとぼくの服に手を伸ばした‥様に見えたけれど、その手が宙でぴたりと止まる。
どうしたんだろう、って思って‥エルの表情を見てみると‥
まるで何かに気付いた様な‥いや、どこか唖然としているような、そんな表情をしていて。
‥一体どうしたんだろう?
「どうしたの、エル?」
「‥あ‥いや、先にお風呂に入った方が良かったかな‥って、思ったんだけど‥」
なるほど‥
服を脱げば、勿論裸で‥
そうなると色々と気になる事があるから‥って事かな。
‥さっきまで外で活動していた訳だし、その‥汗とかニオイとか‥
でも‥‥悩んでいるエルに、ぼくは首を振って答える。
「ううん、お風呂に入ったら‥エルの‥その‥‥エルの香りが消えるから‥だから‥」
‥本当は‥「大好きなエルの香りが消えるから」って‥言いたかったけど‥
その‥まだどこか、言うのが恥ずかしい気持ちがあって‥。
と、とにかく‥ぼくはエルの香りが好き。
エルの‥身体の香りが好きだから‥だから、このままの方が良いな、って思って。
でも、もし‥エルがぼくのニオイが気になるなら‥話は別だけど。
‥なんて、そんなぼくの考えは‥杞憂だったみたい。
だって、エルは嬉しそうな顔をして、抱きついてきたんだから。
「‥わあっ、え、エル‥?」
突然飛びついてきたエルの勢いを、ぼくは止められなくって。
自然と後方に倒される形になる‥とは言っても、ここはベッドの上だから、痛くはないし。
それよりも‥ベッドに押し倒されたぼくと、押し倒したエル‥自然と近づくぼく達の、顔と顔。
エルは、ぼくの顔‥そのすぐ前で、呟いたんだ。
「‥僕もね、タリスの香り‥大好きだよ。だから‥」
だから‥の言葉の後に、続けるように‥
エルはそっと目を閉じると、ぼくの唇に唇を寄せる。
‥今日、何度目かのキス。
‥優しくて‥柔らかい‥そして‥とても甘い、キスの感触に。
ぼくは心が‥ううん、身体までもが溶けてしまいそうな‥そんな感覚に襲われていた。
「タリスはキス‥好きなのかな?‥僕もね、今日初めてしたんだけど‥大好きだよ」
エルはそんな事を言いながら、ぼくの唇へもう一度キスをして。
‥ううん、それだけじゃない。
一旦唇を離すと、次はぼくの左頬に優しくキスをして‥今度は右頬へ。
ほっぺにされるキスだって、気持ち良く感じて‥ぼく、ヘンなのかな‥?
左右のほっぺにキスをしたエルは、でもまだ、キスを止めなかった。
右頬から、更に唇を移動させて‥んんッ‥ぼくの‥右耳へ。
耳の‥耳たぶに‥んっ‥キス‥してきたんだ‥。
「エル‥そんな‥‥くすぐったい‥」
エルにキスされるのが‥くすぐったくて‥でも、少し気持ち良くて‥。
それだけじゃなくて、その‥エルの鼻息が、耳の内側に掛かって‥もっとくすぐった‥ああッ!
「タリスの耳、や~わらかいね、ふふ」
エルってば、そんな‥耳の内側にも‥キス‥してきて‥や、やだぁ‥
エルの‥キスする音とか、鼻息だとか‥そういうのが‥聞こえちゃって‥
そうしたら、なんだか、身体が‥ゾクゾクしてきちゃう‥
こんなの‥ヘン‥だよ‥ぉ‥
「エル‥あんまり‥耳は‥んッ‥ヤだぁ‥」
気がついたときには、ぼくは‥そんなヘンな声を上げていたんだ。
ぼくの言葉に、エルは慌てて耳から口を離してくれて。
「あ‥ごめんね、その‥タリスが可愛かったから、つい‥」
ぼくの顔の目の前で、申し訳なさそうな顔をしながら‥頭を掻いているタリス。
そこまで謝って貰うのは‥悪い気がするなぁ‥。
その‥ぼくだって少しは‥‥気持ち良かったんだし‥。
‥ちゃんと言わなきゃ。
「その‥ぼく、びっくりしちゃって、ヤダって言ったけど‥あの‥そんなには、イヤじゃないから‥」
言わなきゃいけないけど‥上手く言葉にならなくて。
最後の「イヤじゃない」なんて尻すぼみになっちゃって‥エルに聞こえたのかどうか‥
「うん、今度は僕も気をつけるね」
心配だったぼくだけど、そう言って微笑むエルを見て、ホッと一息。
‥よかった、エルには聞こえたみたい‥
‥って、よく考えたら‥ぼくとエル、目の前に顔をつきあわせてるんだもんね。
聞こえない訳が無い‥かな。
そんな風に考えるぼくを余所に、エルはぼくの上から退くと‥
ベッドの上にちょこんと座りこみ、ぼくを起き上がらせようとする。
‥ぼくもエルの手を借りて、座り込むと‥エルは悪戯っぽく笑ったんだ。
「じゃあ、タリス‥服、脱ごうね」
エルはそう言いながら、ぼくの服へと手を伸ばしてくる。
そうだ、さっきは服を脱ぐ前に‥エルに押し倒されたんだった。
それはともかく、ぼくは「自分で脱ぐよ」って言おうとしたけど‥
こういうのって、得てして他人の服を脱がしたいモノだ‥って話に聞くし。
うん‥エルに任せよう。
ぼくは無言で、エルに身体を委ねる。
まずは上着を脱がせやすい様に、軽く両手を挙げて、エルの脱がすのを待ったんだけど‥
‥そのエルの手が、ぴたりと止まる。
そう、さっきの時と同じ様に。
‥まだ何か、気になる事でもあるのかな?って思ったぼくは、エルの顔を見てみるけど‥
エルの表情は、どことなくこわばっていて‥まるで何かに困った様な‥って、もしかして。
「‥これ、どうしたらいいのかな‥」
エルは手を止めたまま、ぽつりとそう呟いたんだ。
エルの言う「どうしたら」というのは‥多分「どうやって脱がせたら」という意味だろう。
‥もしかして、とは思ったんだけど‥やっぱりワーロックタバードって、普段着ない人が脱がすのは難しい‥かな。
パッと見て、どうやって脱がせるのか‥あるいはどうやって着るのか、分かりづらいもんね。
「いいよ、ぼくが脱ぐから」
ぼくはにっこり微笑んで、自分で服を脱いでみせる。
‥エルも「なるほど」って言いながらぼくの着替える様を眺めていて‥
そういえば、エルの前で着替えたこと、無かったっけ‥いや、単にエルが気にしていなかっただけかもしれないけど。
ともあれ、今度その‥‥するときは、脱ぎやすい‥脱がせやすい服を着よう。
‥もう「今度の事」を考えるなんて、ぼくってホントに‥。
「ごめんね‥流石に赤のアーティファクト装備は分からないや」
「ふふ、仕方無いよ。今度はもう少し、脱がせやすい服にするね」
頭を掻きながら、照れくさそうに言うエルに。
ぼくはそんな事を言いながら、ワーロックタバードを‥そして中に着ていたアンダーシャツも脱いでみせる。
これで上半身は裸だ‥けど、うん、室内だから寒くないし、大丈夫。
それじゃあ次は‥と、ぼくがズボンを脱ごうとした、その時。
ぼくが脱ぐ様子を、じっと見つめているエルが目に入る。
脱いでいる姿をじっと見られている、と意識すると‥その、途端に恥ずかしくなってきてしまって。
「ほら、エルも脱いでね‥その‥恥ずかしいから‥」
ぼくはそう言うと、ズボンを脱いで‥あとはパンツだけの姿になる。
‥けど、流石にパンツは、まだ‥脱ぎづらいよね。
その‥エルがじっと見てる中、パンツを脱ぐっていうのは。
ぼくは、パンツだけは履いたままで、座り込んで‥エルが服を脱ぐのを待ったんだ。
「あ‥う、うん、脱ぐね‥よいしょっと」
ぼくの言葉に、エルも慌てた様に立ち上がって‥そして。
慌てて次々と服を脱いでいく。
帯は勿論、服やズボン‥シャツも脱いで。
パンツ姿になったエルは‥その‥‥パンツがテントを張っていて。
‥すっかり臨戦態勢なんだ、っていう事が分かる。
流石にエルも、パンツを脱ぐのは恥ずかしいんじゃないか、と思ったんだけど‥
‥そんな事考えさせない位、すぐにパンツも脱いでしまって‥
その‥エルの大きくなったちんちんが、ぼくの目の前に現れる。
凄い‥エルのちんちん、大きいや‥‥少なくとも、ぼくのよりは‥。
「ほら、脱いだよ。だからタリスも‥ね?」
いけない、今度はぼくが急かされる番だ。
ぼくもエルと同じ様に立ち上がると、ゆっくりと‥‥恥ずかしいけど、パンツを脱いでいく。
その‥ぼくのはまだ、ちっちゃいままで‥うう、エルの視線が痛い‥。
「タリスは緊張してるのかな?‥ふふ、可愛い」
‥エルは、ぼくが緊張している様子を「可愛い」って言ってくれてるのかな‥
‥それとも、ぼくのちんちんが小っちゃくて「可愛い」って‥いや、あんまり考えるのはよそう‥。
「ぼくの‥その、小さいから‥」
「そんな事、気にしなくて良いよ。個性って考えれば‥ね?」
ぼくの言葉に、エルは優しくそう言って‥そして‥
ゆっくりとぼくに近づくと、そっと唇に‥キスをしてくれたんだ。

エルに言われるまま、再びベッドに寝転がったぼく。
‥でも、さっきまでと違って裸なのが‥やっぱり恥ずかしい。
その‥ちんちんだって小さいままだし‥。
でも、エルはそんなの気にしない、とでも言う様に‥もう一度ぼくにキスをしてくる。
唇へのキス‥柔らかくて‥優しいその感触‥‥やっぱりぼくは好き‥。
「タリス、その‥嫌だったらはっきり言ってね。‥タリスの嫌がる事は、したくないから」
唇を離したエルは、にっこり微笑んでそう言ったんだ。
‥きっと、エルはこれから‥色々な事をぼくにするんだろう。
でも、「嫌な事はしない」‥かぁ。
‥さっきの耳の事、気にしてるのかな。
ぼくも気をつけよう‥その‥あんまり「イヤ」って言わないように‥。
「じゃあ、いきなりだけど‥」
エルは上半身を起こすと、言葉のまま‥いきなりぼくのちんちんに触れてくる。
‥キスのお陰かな?少しだけ大きくなったぼくのちんちん‥
そのちんちんに、エルの手が触れて‥んッ‥‥気持ち‥良い‥。
ただ触れるだけじゃなくて、手の平全体を使って、その‥たまと一緒に揉んでくるのが、なんとも言えないくらい‥良いんだ。
更に‥エルはちんちんを揉むだけじゃなくて。
もう片方の手‥えっと、右手でぼくの胸に触れてくる。
その‥なだらかに、でも少し膨れているぼくのおっぱいを、手の平で軽く揉む様にして‥
‥あ、胸がその、少し膨れているのは‥ぼくが太っている訳じゃないからね。
これはタルタル特有の体型なんだから‥念の為だけど。
「んッ‥」
余計なことを考えている間に、エルは手の動作を違う動きへと変えていく。
手の平で軽く揉む様な動きが、指先で乳首をつまむ様な動きになって‥その時、ぼくは声を漏らしてしまったんだ。
だって、その‥ヘンな感じがして、気持ち良いんだもの‥。
「‥大丈夫?」
咄嗟に漏れたぼくの声に、エルも反応したみたい‥
心配そうな声を掛けてきたんだけど、勿論ぼくは大丈夫だし‥ちゃんと言わないと、ね。
「うん、大丈夫‥その‥恥ずかしいけど、気持ち良い‥よ」
ぼくの言葉に、エルはにっこり微笑んでくれて。
更に両手の動きを続けていく。
なんだか‥なんだか、凄い‥。
ちんちんを揉まれながら、胸だって‥揉まれて‥それに‥あッ!
「あんッ‥‥エル‥それ‥良い‥よ‥」
エルのその行動に‥ぼくは思わず声を上げる。
‥だって、エルは‥指じゃなくて、口で‥ぼくの乳首を刺激してくるんだもの‥。
唇で挟んだり、舌でペロペロってしてみたり‥
「タリスは胸、感じるんだね‥ふふ」
エルはそう言って微笑むけど‥ち、違うよ‥。
その‥声を漏らしちゃった事で、エルに「大丈夫?」って聞かれるのはイヤだから‥
だから‥気持ち良いって言っただけなのに‥。
そんな、胸が感じるだなんて‥‥‥‥感じてるのかな‥。
うん‥エルにこうして、乳首を舐められるの‥凄く良いもん‥。
「ん‥あッ‥‥エル‥そんな‥‥ンッ!」
エルは‥更にぼくの空いている胸の方にも、手を伸ばしてきて‥
凄い‥こんなのされたら‥ぼく‥ヘンになっちゃいそう‥
「タリス、感じてるね‥ふふ、ちんちんも大きくなって、先っぽぬるぬるだよ?」
た、確かに‥その‥ちんちんはすっかり大きくなってきてるけど‥
でも、先っぽぬるぬる、っていう言い方は無いじゃない‥恥ずかしい‥。
「タリスの、すっごく堅くなってるね」
更に恥ずかしい事には‥その‥揉みながらぼくのちんちんの感想とか、言ってくるんだから‥。
それに‥そんな、堅くったって‥
「‥どうせ、ぼくのはちっちゃいもん‥」
エルのちんちん‥さっき見た時は、ぼくのよりも凄く大きくて。
‥ぼくのだって、あれくらい大きかったら‥なんて思う位だ。
それに‥エルのだって、堅そうだもん。
「うーん、まだまだ大きくなるんじゃないかな?」
エルはそんな事言うけど‥でもね‥。
「‥ぼくだって、もう14歳だよ‥もう流石に成長しないもん‥」
だって、タルタルの成長なんて、12歳で止まるものだし‥
今更成長なんて‥‥って、ぼくは思ってたんだけど。
「分からないよ‥成長もそうだけど、なにもかも‥これからどうなるかなんて、ね?」
その‥エルの言葉に。
ぼくは‥なんとなくエルの言いたい事が分かった様な気がする。
‥その‥ちんちんの事だけじゃなくて、もっと大きな‥
‥あ、いや、折角のえっちな時間なんだから、真面目なことは考えないようにしよう。
「あ‥うん、そうだね」
「うん!‥じゃ、改めて可愛がってあげるね」
エルはそう言って一つ微笑むと‥ゆっくりと身体を起こした。
そのままゆっくりと身体をずらして‥ぼくの下半身の方へと移動して‥
‥うう、その位置‥エルの目の前に、ぼくのちんちんが見える‥ハズだ。
そんな近くから見られたら‥流石に恥ずかしい‥。
でも‥我慢、我慢‥。
「さて、それじゃあ‥」
エルはそう言うと、ぼくのちんちんを掴んで、そして‥
‥ゆっくりと、ぼくのちんちんの皮を剥き下ろしていく。
その‥勿論ぼくだって、ひとりえっちをする時には剥いてるから、痛く無いよ?
と、とにかく‥エルはぼくのちんちんの皮を剥いて、中の‥敏感なトコロをむき出しにして。
そして‥
「いただきます♪」
嬉しそうに言った、エルのその言葉に。
ぼくは一瞬「もしかして」と思ったんだけど‥時既に遅かった。
言葉のすぐ後で、ぼくのちんちん‥その敏感な部分が温かなものに包まれるのを感じたんだ。
勿論それは‥エルの口の中。
「え、エル‥そんな‥ンンッ‥や、やだ‥ぁ‥」
初めて感じる、他人の‥口の中の感触。
温かくて、魅惑的な気持ちよさに包まれる‥その感触に、ぼくはそんな声を上げてしまう。
い、いや‥正確には、その‥気持ちいいからだけじゃないんだけど‥
とにかく、ぼくが言った言葉「やだ」‥に、エルは反応したんだろう。
ぼくのちんちんから口を離すと、慌ててぼくに聞いてきたんだ。
「あ、ごめん‥痛かった‥?」
どことなく心配そうな顔をしているエル。
痛かったか、って聞かれると、それは‥。
「‥う、ううん、痛くは無いけど‥その‥‥‥そんなトコ舐めるなんて、汚い‥し‥」
その‥痛いどころか、とっても気持ち良いんだけど‥
やっぱりそこを舐めるなんて、っていう気持ちの方が強いし‥。
だって、お風呂も入って無いんだよ‥?それなのに‥。
「なーんだ、そんなコトかぁ。‥ふふ、タリスの‥僕が好きなタリスのちんちんなんだよ?
 汚くなんて無いんだから‥‥ね?」
戸惑うぼくを余所に、エルはそんな事を言うんだから‥。
その‥エルの優しい言葉に、さっきの気持ちよさが相まって‥「良いのかな」なんて考えてしまう。
でも、それでも‥と、頭の中では逡巡を繰り返すぼく。
‥そんなぼくの考えをよそに‥エルは再びぼくのちんちんへの口撃を開始する。
「んッ‥‥す‥ごいよぉ‥」
エルは、その‥ぼくのちんちんを口に咥えて‥中で‥舌を使ってなめ回して‥
その動きとか、よくは分からない‥分からないけど‥気持ち良くて‥
次々とやってくる、エルの口の中の気持ちよさに‥
もう何も考えられない、って思う位に‥気持ち良いんだもの。
「んはぁッ‥‥エル‥そんなの‥‥ッ‥」
更には‥エルは、顔までをも動かしはじめて。
自然と唇で、ちんちんが刺激されていくんだけど‥
柔らかくて、でも‥しっかりした感触の唇で挟まれるの‥‥気持ち良いよぉ‥。
このままじゃ‥すぐに出ちゃいそう‥って、だ、ダメダメ、それは‥ダメ。
「エル‥もう、止めて‥‥気持ち良すぎて‥ぼく‥ンッ」
そんなぼくの言葉に、エルはそっと唇を離してくれた。
‥こみ上げてくる射精感から解放されたのに安堵した反面‥
‥どことなくそれが残念とも思ってしまうぼく‥。
「ふぅ、それじゃあ‥つぎはこっち、かな」
それはまるで独り言の様に‥エルは呟いて。
少し呆然としているぼくの‥力無く投げ出された足を、軽く掴み‥そして持ち上げていく。
「え‥な、なに‥エル?」
両足をぐーっと持ち上げて‥まるでぼくの身体を折りたたむ様に曲げて‥
‥なんて言ったら良いのかな‥そう、例えば赤ちゃんがおむつを変える時の様な、そんなポーズを取らされる。
丁度ぼくの腰が、エルのお腹にもたれかかる様な体勢になって‥
その‥自然とエルからは、ぼくの‥お尻の穴だって見えてるよね‥。
‥もしかして。
「タリス、恥ずかしいと思うけど‥お尻も見せて‥ね?」
「‥う、うん‥」
‥エルの言葉に、やっぱり‥という思いがこみ上げてくる。
その‥ぼくだってちゃんと知ってる訳じゃ無いけど‥
普通、男の子同士でえっちな事をする時は、お尻を使う‥って、何となく知ってるし‥。
エルだって、やっぱり‥ぼくのお尻に入れてみたいのかな‥って思う。
‥‥あのエルのおっきいのが、入るかどうかは分からないけど‥。
「それじゃあ、早速‥」
エルは、自分の指を口に含むと‥唾を付けて、ぼくのお尻の穴に触れてくる。
軽く押すようにしたり‥お尻の穴の周りをなぞったり‥
‥その‥軽く指を入れたりしたときは「んッ」なんて声がでちゃったけど‥
‥でも、その声は気持ち良いから、じゃないよ‥その‥ちょっと気持ち悪くって‥
そんなぼくの気持ちを、エルは分かったのかもしれない。
しばらくぼくのお尻の穴を弄った後、いきなりこう言ったんだ。
「‥うーん、じゃあ、こっちは止め!」
そう言って、折り曲げられているぼくの下半身を、ゆっくりと戻していく。
‥その‥確かにぼくだって、お尻に入れられるのは‥なんとなく怖い気がするけど‥でも‥
「‥エル、いいの?その‥入れたいんじゃ‥」
ぼくは、上半身を起こして座り込むと‥同じく座っているエルに尋ねる。
エルだって、本当は入れたいんじゃないのかな‥って思うし‥。
「うーん、確かにそうだけど‥でもね、今日はとりあえず‥エルと一緒に気持ち良くなりたいから。
 ‥だから、お尻はまた今度‥ね」
ぼくの言葉にエルはそう答えると、膝立ちになって‥ぼくの方へと近づいてくる。
膝と膝がぶつかる位‥ううん、もっと近くに。
「タリス、ちょっと‥膝を立てて座ってみて?」
ぼくは言われるままに、膝を立てて座ってみる。
丁度身体の前で膝を揃えて立たせていたぼくの‥その両膝を、エルはそっと左右に開いて‥
その立てた膝の下を通すように、エルは両足を伸ばしてきたんだ。
ぼくの右膝の下に、エルの左足が‥ぼくの左膝の下に、エルの右足が通るように。
‥そして‥限りなく、ぼくの身体へと身体を寄せてくる。
顔と顔が近くにあって‥そして‥ちんちんとちんちんだって、近くにあって。
意識しなくても、時折触れてしまう‥それくらいに。
「あ、タリス、足は僕の足の上にのせてくれて良いよ。後は、もう少し腰を寄せて‥‥こう、かな?」
エルは言葉のままに腰を更に近づけて‥そして。
エルのちんちんと、ぼくのちんちん‥その両方を一度に掴んだんだ。
ぼくの‥小さなちんちんと、エルの大きなちんちん‥二つをこうして並べて立たせると‥
‥その、ぼくのが小さくて恥ずかしい、なんて事よりも、その‥‥とてもえっちに見えて。
それだけじゃなくて、実際に‥うん、気持ち良いんだ。
エルのちんちんに触れる、ぼくのちんちんの‥裏側の部分。
そこから‥何とも言えない気持ちよさがやってくる。
その気持ちよさを‥更に強くする様に‥二つのちんちんを、エルは両手で包み込むように握った。
「タリスのちんちん、ぬるぬるだから‥このぬるぬるを手に付けて、僕のと一緒に扱くよ」
エルのその言葉に、ぼくは思わず唾を飲み込んでしまう。
‥だって、そんな‥想像しただけでも気持ちよさそうなのって。
「一緒にって‥凄いね‥」
「ふふ、手は僕が動かすからね。エルは‥うん、ゆっくり‥少しずつで良いから、腰を動かして欲しいな」
‥なるほど、ぼくの足がエルの足の上に乗っているから‥動きやすいのはぼくだものね。
その‥ちんちんの裏側を擦るのは気持ち良いし‥うん、やってみよう。
エルに応える為、こくりと頷くぼくに‥エルは始まりの合図を告げる。
「じゃあ、いくよ‥」
エルはそう言うと、ゆっくりと‥両手を動かし始める。
「ん‥あッ‥」
その感覚‥やってくる二つの感覚に、ぼくは思わず声を上げる。
だって‥だって‥
エルのちんちんに触れる、ぼくのちんちんの裏側は‥
柔らかい様な、堅い様な‥エルのちんちんが放つ、独特のその感触で気持ち良いし‥
逆に‥その、ちんちんの表面、って言うのかな‥敏感な所のつるつるの所だとか‥
あるいはちんちんの、胴体の部分だとかは、エルの手に包まれて‥ごしごしと扱かれて‥
片側は緩い刺激‥片側はやや強い刺激‥
そんな二つの刺激に挟まれて、ぼく‥自然と声が漏れちゃうよ‥
「ふふ、タリス‥気持ち良いのは分かるけど、腰も動かしてね?」
気持ちよさに浸っていたぼくに、エルはそんな言葉を掛けてくる。
思えば、エルに言われるまで‥全然腰を動かしていなかった‥。
「ご、ごめん‥動かすね」
「ふふ‥一緒に気持ち良くなろうね」
慌てて謝るぼくに、エルは優しく微笑んでくれて。
‥ぼくはゆっくりと‥腰を動かし始める。
両手で身体を支えつつ、腰を動かして‥んんッ‥
凄い‥ちんちんに感じる刺激が‥更に強くなった気がして‥。
そ、そりゃそうだよね‥だって、ぼくが腰を動かすことで、更に強い摩擦が生まれるんだから。
さっきまで以上に強い刺激を感じるのは、おかしいことじゃない。
その‥刺激が強すぎるのを抑えるのに、思わず‥腰の動きをゆっくり‥いや、止めてしまいそうになるけど‥
でも‥止められない理由もあるんだ。
それは‥
「はぁ‥ンッ‥‥タリスの‥ちんちんが動くと、凄いね‥気持ち良いね‥」
エルがそう言って、気持ちよさそうな声を上げてくれるから‥
だから、ぼくももっと頑張りたい‥もっとエルを気持ち良くしてあげたい‥って思うんだ。
‥でも、ほどほどにしないと‥ぼくが精液を出しちゃいそうだけど‥。
‥思えば、こうしてちんちんを二つ合わせて、扱きはじめてから‥そんなに時間は経って無い。
でも、それでも‥ぼくの射精感は近づいてる。
‥思いの外近くまで。
だけど‥やっぱりこういうのって、先に出したく無いよね‥
‥うん、エルと一緒に出したい、って思うんだけど‥でも‥
そろそろ危ない、っていう感覚が近づいてくる。
こういう時‥普段なら、じらす為に手を止めたりするけど‥今は違う。
腰を止めても、エルの手がぼくのちんちんを扱いてくるんだ。
だから‥
「‥エル‥ま‥待って‥ぼく‥」
少しでも手を止めてくれたら‥と思ったんだけど‥
‥エルは止めてくれなかった。
「いいよ‥タリス‥僕ももうすぐだから‥出して良いんだよ」
そんな‥そんな事言われても、ぼくはもう本当に‥すぐに出ちゃうのに‥
もう、我慢出来ない‥精液が身体の中から上がってきてる、そんな感じがするのに‥
でも、エルは手を止めてくれない‥ううん、それどころか、手の動きが速くなっているような‥
「だめ‥エル‥出る、出るよ‥ぼく‥出しちゃうよおッ‥!」
もうだめだ、出しちゃう‥!
そう感じたぼくは、せめて最後に‥と、腰を早く動かしていく。
‥せめて最後、エルを気持ち良くしてあげたら‥って。
‥勿論、ぼくも気持ち良く出したい、っていう気持ちもあったけれどね。
でも、素早く腰を動かし始めて‥3往復も腰を動かす迄に‥ぼくはぴたりと腰を止めた。
「出る‥出ちゃうよ‥ッ‥‥んっ‥‥んーッ‥!」
下半身をのけ反らすように‥ぼくはちんちんをエルの方に押しつけて‥精液を噴き出し始めたんだ。
‥もっと刺激を‥精液を出す時の刺激が欲しいから、エルのちんちんに擦りつける。
エルも、出す時に刺激すればいいのは知っているから‥精液が溢れてくるのにも構わず、手を早く動かして。
ぼくはそんな気持ちよさの中、次々と精液を溢れさせ続ける。
‥次々と溢れる精液が、エルの手や‥ちんちんに流れ‥白い膜で覆っていった。
‥全てを出し終えた僕は‥肩で息をしながら‥気持ちよさの余韻に浸っていて‥。
「タリス、気持ち良かった‥?」
その声にエルの顔を見ると‥顔を朱くしながらも、微笑んでいて。
‥そうだ、気持ちよさに浸ってる場合じゃない、エルだって‥気持ち良くならなきゃ。
「うん‥とっても。‥今度はぼくがしてあげるから‥ね?」
ぼくはそう言って、エルのちんちんを握ろうとする。
‥ぼくのは流石に、すぐに小さくなってしまうだろうから‥せめてエルのだけでも、って。
「ふふ‥じゃあ、お願いしようかな。‥そうそう、エルの出したので、扱いてくれる‥?」
エルはそう言って、手に付いた、その‥ぼくの精液をエルのちんちんへとなすりつけていく。
‥その‥ぼくはスッキリしちゃったから、ちょっと‥恥ずかしいけど‥で、でも、エルのためだもの、ね。
ぼくはこくりと頷くと‥ぼくの精液を手に、エルのちんちんを扱いていく。
‥なんだか不思議な感覚だけど‥エルの為、がんばらなきゃ。
「うん‥良いよ‥もうちょっと強く握ってみて‥うん、それくらい‥良いよ‥良いよ‥」
あとは‥エルの言われるまま、力を込めて‥ちんちんを扱いて‥
その‥他の人のちんちんを扱くなんて、上手く出来るかな‥って心配はあったけど‥
‥エルは思った以上に喜んでくれて。
ぼくが扱き初めてすぐに‥エルはえっちな声を漏らし始めたんだ。
「はぁ‥‥んっ‥‥良いよ‥タリスに‥してもらえるなんて‥」
エルはそんな、恥ずかしい事を言うんだから‥。
こういう時、ぼくがまだ精液を出していなかったら良かったんだろうけど‥
‥今となっては恥ずかしいや。
でも‥それでも、エルが喜んでくれるのは‥単純に嬉しくて。
ぼくは扱く手を早く‥そして力を込める。
‥ぼくが扱き初めてから、すぐに‥思いの外早く、その時はやってきた。
「んッ‥良いよ‥タリス‥‥気持ち良い‥よ‥‥ああ、僕‥もう‥出る‥‥出る‥‥出ちゃ‥う‥ッ‥!」
最後のその瞬間、エルはきゅっと目を閉じて‥可愛い顔をしながら、精液を出し始めたんだ。
びゅっ、びゅっ‥って、飛沫を上げるように次々と噴き出して‥
ぼくの手どころか、身体に掛かるくらいまで。
腰を‥身体を震わせながら、精液を噴き出しているエル。
最後の一滴まで出し終えると、さっきのぼくと同じ様に、両手を後ろに突いてのけぞり、肩で息をして。
そんなエルの、呼吸が落ち着いた所で‥ぼくはエルに話しかける。
「エル、気持ち良かった‥?」
さっきエルに言われた言葉を、そっくりそのまま返すように。
‥ちょっと意地悪‥かな?ううん、そんなこと無い‥よね。
それよりも、肝心のエルの返事は、っていうと‥
「うん‥とっても。‥タリス、また‥しようね」
そう言って子供っぽく‥笑ってくれたんだ。


「ふふ‥気持ち良かったね、タリス」
えっちを終えた後。
ぼく達二人は、シャワーを浴びながら‥話をしていたんだ。
「う‥うん、気持ち良かった‥ね」
その‥じっくりと思い返してみると、色々と恥ずかしい事を思い出しちゃって‥
おおっぴらに「気持ち良かったね!」なんて言えない。
‥ぼくの性分なのかな‥。
いつかは慣れるのかもしれないけど‥それにはまだ、時間が掛かりそうな気がする‥。
でも、エルとなら‥
と、考え込んでいるぼくに。
「あ‥あのね、タリス‥一つだけ、お願い‥良いかな?」
急に声のトーンを変えたエルの声が飛び込んでくる。
エルの顔を見ると、なんだか申し訳なさそうな顔をしていて。
お願い‥ぼくに出来ることならしてあげるけど、一体何だろう?
「うん、お願い‥って、何かな?」
「‥あ、その前に『確認』になるのかな。‥あのね、タリスは‥普段は、また『私』に戻っちゃう?」
エルは少し困った様な‥そんな表情でぼくを見つめている。
‥『私』に戻る‥『私』‥
あ、もしかしたらぼくの、自分の呼び方、の事かな。
「『私』に戻るって‥ぼく自身の呼び方のこと?」
「うん‥そう」
ぼくの問いかけにも、エルはこくりと頷いて。
なるほど、普段自分の事を『私』と言っていたぼくが‥急に自分の事を『ぼく』と言い始めたことについての話、かぁ。
‥って、自分で言っていてややこしくなるね。
ぼくはそもそも、子供の頃は『ぼく』と呼んでいたんだけど‥
‥いつしか‥ううん、冒険者になってからだね、ぼくは自分の事を『私』と言う様になったんだ。
それは‥まぁ、色々あったけど、一番大きかったのは、その‥『ぼく』なんて子供っぽいと思ったから、かな。
子供っぽくて、弱い部分を‥誰かにつけ込まれないように、なんて意識が‥あったんだ。
だから‥その‥ぼくは自分の事を『私』って言う様にして‥なるべく「大人のように」振る舞ったんだ。
‥でも、そんなの‥やっぱり自然じゃない‥のかな‥
今は、その‥エルと二人きりで‥えっと‥‥ぼくが取り乱した時から、なんとなく‥
‥開き直ったみたいに、ぼくの事を『ぼく』って言っているけど‥
でも‥自分でも分かるんだ‥自分の事を『ぼく』って言ってると、なんだか‥
‥なんだか、子供みたいな‥エルに甘えたくなるような‥そんな気持ちになるのが。
だから、普段は‥普段はそんな‥‥
「そう‥だね。今は‥エルと二人っきりだから、その‥昔に戻ったつもりで‥『ぼく』って言っているけど、でも‥」
「あのね、タリスには‥やっぱり『ぼく』の方が似合うと思うから‥だから‥」
どこか‥戸惑っている様な‥迷っている様な‥そんなぼくの気持ちを。
エルは知っていたのかもしれない‥そう言って、ぼくに‥『ぼく』と言った方が良い、なんて言うんだから。
そう‥なのかな‥うん‥
「うん‥そうだね。‥ちょっと恥ずかしいけど‥『ぼく』って言う様にするよ」
やっぱり‥不自然に自分を繕うのは、ヘンだと思うから‥だから、これからは‥
‥そう思って言った、ぼくの言葉に。
エルはにっこりと微笑んでくれたんだ。
‥そう、本当に‥嬉しそうな表情で。
そんなエルの‥折角の微笑みを崩す様で申し訳ないんだけれど‥。
「でもね、その‥色々とごめんね、エル‥」
ぼくはそう言って謝り始める。
‥エルはキョトン、とした表情をしていたけれど‥
「その‥お尻には入れられなかったし‥一緒に扱いている時だって、ぼくが先に出しちゃったし‥」
思い返せば、ぼくはエルの為に大したことはしてあげられなかった。
せめて、最後は舐めてあげられれば良かったのかもしれないけど‥
「な~んだ、そんな事かぁ。‥ふふ、タリスらしいや。
 ね、タリス‥これから‥これからじっくり、していこう?‥えっちも、僕達の関係も、これから‥ね?」
そう言って‥エルはそっと僕の身体を抱きしめてくれる。
そう‥だね。これから‥これから。
これからじっくりと、ぼく達の関係を進めて行ければ良い‥よね。
まだぼく達、恋人同士になったばかりなんだから。
‥って、いけない。
一つ言い忘れてた事があったんだ。
エルは言ってくれたのに‥ぼくが言っていない事。
‥その、恥ずかしくてはっきりと言えなかった事‥
でも、今は‥ちゃんと言わなきゃ‥
‥伝わってると思うけれど‥そうじゃない、伝わっていても、伝わっていなくても‥
どちらにしても、言わなきゃいけないこと。
それは‥
「‥ね、エル‥‥好きだよ‥」
「‥‥僕だって、好き‥タリス、好きだよ」
お風呂場の中で‥シャワーを浴びながら。
ぼく達の唇は‥再び重なる。
これからのぼく達の関係を表すような、そんな甘いキスを‥ぼく達は交わしたんだ。

‥この時のぼく達はまだ、知らない。
これから‥まるで今までの事がウソの様に、事が上手く運んでいくことに。
まずは‥翌日に友人のバルトから、朗報がもたらされる。
急遽前衛に空きが出来たから、ぼくとエル、二人一緒に参加を‥という話が。
他にも色々とあるんだけれど‥それはまた、別の話だね。
そう‥「これから」の話は、また別の機会に‥ね。


 
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