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キツめのおはなし

其ノ1『さらわれた少年』

 ←その4『これから その3』 →其ノ2『追い詰められる少年』
ご注意
 当おはなしは『キツめの性描写』が含まれます。
 ‥とは言いましても、今回は導入部分であり、まだまだ大人しめなのですが。
 今回の主な内容としては‥「拘束・羞恥・言葉責め」など。
 今回以降、些かタルタル族には想像が付かない‥付いても反感を買いそうな内容が含まれます。
 充分にご注意の上、読む、読まないをご判断下さいませ。

 

「ん‥‥ぁ‥‥ここ‥は‥」
少年はゆっくりと目を開けると、視界に飛び込んでくる光景が理解できず、そんな声を上げる。
いつもの寝室では無く‥旅途中のテントでもない‥今までに見た事のない場所。
薄暗く、狭い部屋‥扉はあるが窓は無く、弱い魔光草の灯りが部屋を照らすのみで。
そして少年は、その部屋に置かれたイスに座っていた‥いや、座らされていた、と言った方が正しいのだろうか。
「な‥なんだ、これ‥」
身体の違和感‥いや、正確には手の違和感に気付いた少年は、上を見上げる。
‥少年の手は、まるで万歳をするかのように、まっすぐ上に引っ張り上げられる形で固定されていたのだ。
両手の手首を固い金属の鎖で結ばれており、自由に動かすことが出来ない。
この状況を前にして、少年は自分の中の眠気が一気に吹き飛ぶのを感じる。
「くっ‥は、外れねぇのかよ‥くそっ」
こんな鎖、外してやる‥そう思う一心で、少年はガチャガチャと音を立てながら手を動かしたが、音ばかりで外れようとはしない。
更には手首や手指をも含めて色々と動かしてみたが、全然解けそうにもなかった。
この鎖を解くために、何か道具などは無いのか‥と思い、部屋の中を見回しても見たが‥その様なものも見当たらない。
この部屋には、道具どころか‥家具さえも見当たらないのだ。
狭い部屋‥恐らく25ヤルム平方程度の部屋、その中心付近に、少年はイスと共にあり‥
少年の見渡す限り、何も家具は見当たらない‥せいぜい言うとすれば、床に敷かれた絨毯くらいだろうか。
「‥何も無ぇんだな‥そういや、この鎖はどこに繋がってるんだ‥?」
改めて天井を見上げ、鎖の行く先を追ってみると、少年を吊している鎖は天井に伸び、天井の接点で滑車の様なものを通りつつ‥
まるで天井を伝うようにして、少年の背後へと伸びている様だった。
少年はなんとか身体をひねり、自分の背後を見てみると‥
そこには天井から下ろされた鎖が、床から出ている突起に巻き付けられていた。
その突起から鎖を外すことが出来れば、自然と少年の手も下ろされそうだが‥
突起の部分と鎖との間に、大きな錠が絡んでおり‥到底開けられそうにない。
部屋の中には鍵など何処にも見当たらないのだ。
「くそ‥ダメか‥‥。‥そういや、ここは一体‥どこなんだ?」
すぐに脱出できそうにない‥少年はそう思う中で、ふとそんな疑問を感じる。
全く見覚えのない部屋‥どうして自分はここに居るのか‥
それを探るためにも、少年は自分の記憶を辿っていくことにした。

 確か‥そう、確か。
 リンクシェル活動で、今日‥もしかしたら昨日かもしれねぇけど‥
 とにかく俺はリンバスの‥アルテマ戦に参加したんだ。
 勿論アルテマには勝って‥それで、俺は良いアイテムを貰えたから、急いでマウラに向かう為に‥
 ‥確か、一人でテレポメアを唱えて、タロンギに着いたんだった。
 それから、チョコボでマウラへと向かったんだが‥
 この後も、友達と約束があったから、早くいかなきゃ‥って思ってチョコボを走らせてたけど、
 マウラに向かって最短距離を走ってる途中で、倒れてるタルタルを見かけたんだ。
 ‥俺だって白魔道士の端くれだから、レイズくらいしてやらなきゃ、って思ってチョコボを降りて‥
 そして、タルタルに近づいたら‥
 ‥‥ん?そこからの記憶が‥無い‥?

「まさか‥俺、スリプルか何かで眠らされて‥?‥確かに闇耐性を下げる装備、してるけど‥
 ‥いや、あんなトコに、俺に絡む様なレベルの高いモンスターなんていやしねぇよな‥」
ふと思いついた事に、しかし少年は首を振って考えをかき消す。
闇耐性が下がっていれば、例え格下相手でも‥闇魔法系の睡眠魔法、例えばスリプルなどに眠らされる可能性は高くなる。
だがそもそも、周囲のモンスターは弱すぎて‥少年に襲い掛かろうとすらしないはずだ。
ではどうして‥と、再び少年が考え始めたその時。
不意に扉が音を立てて開き‥そこから数人の人物が部屋へと入ってきた。
「おや、思いの外早く目覚めた様だね?イフトくん」
「‥な‥なんだぁ、お前ら‥」
声を掛けてきた人物の様相‥いや、正確には他の面々の様相も合わせ見て、イフトは素っ頓狂な声を上げる。
‥それはあまりに異様な光景だったから‥だろう。
イフトこと‥ラツイフト・ツイフトはタルタル族の男性だったのだが、
部屋に入ってきた四人もまた‥全てタルタル族の、しかも男性である事が分かる。
四人の男性は、それぞれ特徴的なフルフェイスに近いメット‥目元が隠れるが、口元は見える‥そんなメットを被っていた。
それぞれ黒、青、赤、そして紺の中に金縁が映える‥そんな色分けられたメットを。
‥勿論、それぞれがメットを被っている‥それだけでは、イフトが慌てるまでには至らなかっただろう。
問題だったのは、それに加えて‥皆が皆、全裸であったことだ。
だからこそ、四人の「男性」であることが分かったのだが。
ともかく、始めて目にする異様な光景に‥イフトは言葉が出て来ない。
しかし、ここで黙っている訳にはいかない‥イフトは気を取り直すと、紺色に金縁のメットの男へとくってかかった。
何となく‥メットの模様、その派手さ加減から、リーダー格ではないか‥と考えたからだ。
「な‥なんなんだよ、お前らは!一体‥俺をどうするつもりだッ!」
腕が縛られており、自由が効かないのは分かっている。
だが、せめて口では負けない‥とばかりに、イフトはリーダー格の男に向け、言葉を突きつけた。
しかし‥
「ああ、そうか、君の事は全て知っているのに‥僕達の事を何も知らないのは不公平、ということだね。
 ‥自己紹介しよう。さぁ」
リーダー格の男は、まるでイフトの言葉をはぐらかすように‥いや、じらすように、と言った方が正しいだろうか。
それとも「主導権はこちらにあるのだ」と言い示したかったのかもしれない。
そう言うと、そばに居る仲間の一人‥青いメットを被った男に首で合図をしてみせた。
「オイラはジャック。‥ふふ、たっぷりエロい事しようね、イフト」
自分を「ジャック」と呼んだ青いメット‥カラパスヘルムを被った男はそう言うと、メットの中で笑みを浮かべる。
その言葉に一瞬「まさか」という思いが浮かんだイフト。
それはそうだろう‥自分は男、このジャックと言った者も男なのに「エロい事をしよう」等と言ったのだから。
専ら性の対象として見るのは女性のみ‥至ってノーマルなイフトにとっては、耳を疑う言葉に他ならなかった。
「私はクィーン。‥たっぷり可愛がってあげるわよ、イフトちゃん」
次に口を開いたのは、赤いメット‥スコピオヘルムを身につけた自称「クィーン」だった。
タルタル特有とは言え、その声の高さからしても、女性の様な‥という言い方をしてもおかしくないだろう。
勿論、ジャック同様、その股間にはペニスが存在しており、男性である事には違いない。
先程のジャックの言葉からして、クィーンの言う「可愛がる」という言葉も‥イフトには容易に想像が付いた。
「オレはジョーカーだ。お前がどこまで保つか‥楽しみだな」
黒いメット‥ブラックサリットを被った男、「ジョーカー」はそう言った。
楽しみ、という割には冷徹な‥そんなタルタルらしからぬ印象が受け取れる声。
その股間には、既に隆起したペニスが見えており、イフトには一層恐ろしさを感じさせる。
彼の言う「保つ」というものの対象が一体何の事なのか‥
想像すらしたくない‥イフトはそんな心境だった。
「最後に、僕がキングだ。もう分かると思うが‥君はさらわれてきたんだ‥スリプルで眠らされて、ね。
 そして‥これから何をされるのか、それも想像が付いているだろう?」
最後に紺色のメット‥アダマンチェラータを身につけた、自称「キング」が愉快そうに告げる。
‥まるでこの状況を‥いや、これからの事を愉しみにしているかの様に‥うっすらと笑いながら。
キングの言葉に、イフトは「やはり」という思いと、そして‥様々な感情が込み上がってくる。
「くそっ‥なんで‥‥なんで俺が‥‥」
自分が不注意にも眠らされ、ここにさらわれてきたのはわかった。
しかし‥ヤツらは何をするつもりなのか。
いや、それすらも分かっている‥そう、ヤツらは男色家で、自分を慰み者にしようとしているのだ、と。
これから自分を待っているのは、考える事すらイヤになる様な出来事だろう。
だが、自分には対抗する手がない、言いなりになる他どうしようもない‥という諦観の念が浮かんでくる。
しかし、その一方で‥「チャンスは必ずある」と、自分の心の中に希望を刻み込むのだった。
そう、四人の隙を見て、なんとか魔法で脱出することが出来れば‥と。
今は不幸にも黒魔法‥デジョンの魔法を使えないが、それでもテレポの魔法がある。
テレポの魔法さえ発動してしまえば、こんな所からは逃れられるはずだ‥と、一握の希望を胸にして。

「さて、まずは立って貰おうかな。‥ジャック、上に」
「ほいほい」
キングの言葉に、ジャックは軽く答えると‥イフトの後方へと歩いて行く。
イフトの手を縛る鎖‥その行き着く先、床の突起に絡めてある錠を外し始めたのだ。
鍵は掛かっていなかったのだろう‥カチリと音を立て、すぐに錠を外すと‥鎖をぎゅっと引っ張ってみせる。
「なッ‥」
ジャックが鎖を下にむけて引くと、自然とイフトの手が上へと引っ張られ‥更には身体自体が引っ張り上げられる。
腰がイスから浮き上がり、イフトは無理矢理イスから立つ姿勢を取らされた。
そんな身体を襲う衝撃と‥そして重そうな鎖を軽々と引っ張った、ジャックの力に驚くイフト。
しかし、イフトとて装備の知識はある‥
ジャックやクィーンの装備しているメットは、いずれも中衛もしくは前衛の装備するもの。
重い両手斧や両手鎌を扱う戦士や暗黒騎士であれば、造作もない事だろう。
最も、キングの装備するアダマンチェラータだけは‥実物を見た事が無く、「多分そうだろう」という位にしか思わなかったが。
ともあれ、無理矢理にも立たされたイフトに対し、キングの次の指令が飛ばされる。
「クィーン、イフトを‥」
「ふふ、分かってるわ。一人だけ服を着ているなんて、ズルいものね?」
キングの言葉が終わらぬうちに、クィーンはそう言うと‥イフトの元へとゆっくり歩み寄る。
‥まるでイフトの身体を隅々まで舐め回すかの様な視線を投げかけ‥
そして、イフトの顔、その目の前で優しく言葉を解き放つ。
「まずは服から脱ぎましょうね、イフト」
優しい声とは裏腹に、発せられるのは‥イフトの羞恥心を煽るような、そんな言葉。
反抗できないのは分かっていても、それでも言葉がイフトの口からついて出る。
「ぐ‥や、やめろ‥ッ」
そんな嫌がるイフトをものともせずに、クィーンは胴を纏うオリゾンブリオーを解き、脱がしていく。
構造は熟知している、とばかりに慣れた手つきで装備を紐解いていき‥
外套となっている部分を‥そしてインナー部も、つぎつぎと身体から剥いでいく。
勿論、イフトの手が縛られている為、きちんと脱がすことは出来ない。
クィーンはそれぞれの服を、アンダーシャツと共に手首で留め置いていた。
自然と露わになった、イフトの肌。
タルタル独特の、まるで他種族で言う「子供の様な肌」が、露わになる。
その肌の中にある、二つの紅点‥乳首を、クィーンは軽く指先でなじりながら‥イフトの顔、そのすぐ側で囁いた。
「あら‥可愛い乳首してるのね。後でたっぷり弄ってあげるからね」
「く‥‥うッ‥」
その感触に‥イフトの口から漏れた言葉は、恥ずかしさの為か、それとも‥。
しかし、クィーンはイフトの反応にはさして留意せず、次は‥とばかりにかがみ込む。
かがみ込む事で、自然とクィーンの視点が下がり‥立たされたイフト、その股間部の正面にくる。
イフトの恥ずかしい部分を覆う、そのズボン‥オリゾンパンタロンの、股間部を柔らかく盛り上げる部分。
そこをクィーンは一瞥すると、妖艶な笑みを浮かべた。
「さぁ、次はズボンね‥タイツと言った方がいいかしら。ともかく、脱がせてあげるわね」
その言葉とともに、クィーンはイフトのオリゾンパンタロン‥その胴周りへと手を伸ばす。
「や‥やめろッ‥」
上半身と違い、流石にズボンを脱がされるのは恥ずかしかったのだろう。
イフトは声を上げ、慌てて腰を動かそうとしたが‥それよりもクィーンの動きの方が早かった。
「‥だーめ」
意地悪そうな、そんな声を上げながら‥クィーンはさっさとオリゾンパンタロンをずり下ろしてしまった。
‥そして中から現れたのは‥綺麗で真っ白なパンツ。
汚れが付いていなかったのは、不幸中の幸いだっただろうか。
「ほぉ、下着も正に白魔道士様、って訳だ‥フフ」
その様相に、ジョーカーの口からイフトをからかうような‥そんな言葉が浴びせかけられる。
その言葉のせいか‥あるいはパンツを白日の下に晒されたせいか‥顔を赤くし、視線を背けるイフト。
「あら、私は好きよ、可愛くて。さぁ、この可愛いおぱんつも脱ぎましょうねぇ」
そんなジョーカーに応える様に、クィーンはまるで子供をあやす時の様な甘い声を上げると‥
イフトの纏う最後の下着‥パンツすらも下ろしてみせた。
「く‥‥うッ‥‥」
途端に、可愛くも小さいままのペニスが露わにされ‥イフトの頬が更に羞恥の色に染まる。
イフトのペニスは先端まですっぽりと皮を覆っている‥だが、それはタルタル族としては普通だろう。
しかし、その色は15歳という年齢に比べると色つきが浅く‥そう、皮膚の色に近いと言って良かった。
まるで‥そう、性交どころか、自慰すらあまりしていない‥とでも言うかのように。
「ふふ、可愛いおちんちんね‥まだ未使用、ってところかしら。さ、キング様‥次はどうするの?」
クィーンの言葉に、キングは言葉も無くイフトの傍に歩み寄る。
クィーンと場所を入れ替わるように、イフトの真正面に立つと‥
じっくりとイフトの身体をなめ回すように‥上から下まで見回して‥そして。
おもむろにかがみ込むと、イフトのペニスへと手を伸ばした。
小さいままのペニスを、指先で弄る様に揉む‥まるで手でその感触を愉しむように。
「くっ‥や、やめろ‥よ‥」
恥ずかしさの為か、それまで顔を逸らしたままのイフトだったが‥
始めて他人にペニスを触れられる、その感覚に‥思わず声を上げる。
恥ずかしさと‥しかし、他人に触れられる事で感じる、くすぐったいような気持ちよさ‥
そんな感覚に戸惑いながら。
「ふふ‥恥ずかしいのかな?‥まだまだこれからだと言うのにね。‥まぁいい」
イフトを軽くからかうような‥そんな言葉を言った後、キングはあっさりとペニスから手を話すと‥すっくと立ち上がった。
そして今度は‥イフトの胸にそびえる紅点へと手を伸ばす。
イフトの左胸‥その乳首を指先でつまみ、弄り、揉み、こねくり回すように刺激を与え始めたのだ。
先程ペニスに触れたときとは違い、しつこくも‥その突起を弄りまわすキング。
「ぐッ‥‥」
それまで他人に触られる事すら無かった部分を、執拗に弄られ‥イフトは困惑の声を上げる。
無論、そういう場所‥触れられて気持ちの良い場所だ、という認識はない。
女性との性交時に触れる位だ‥という程度の知識しか持ち合わせていなかったのだ。
「ここを弄られるのは初めてかな?‥ふふ、案外気持ちの良い場所なんだよ?」
キングはそう言いながら、空いているもう片方の乳首にも手を伸ばす。
両方の乳首を、指先でコリコリと弄り‥揉み‥弾き‥様々な方法で刺激を加えていく。
「や‥‥やめ‥‥ッ‥‥」
その執拗なまでの刺激に‥イフトの身体に変化が現れ始めた。
最初こそ、くすぐったい位にしか思わなかった乳首の刺激だったが‥
徐々にむず痒いような‥いや、身体がゾクゾクするような刺激へと変わっていく。
元々イフトの身体が、乳首で感じる様な体質だったのかもしれない。
「く‥‥う‥あッ‥‥」
ゾクゾクする刺激は、やがて甘美‥と言って良い様な刺激へと変化していく。
身体を巡るその刺激に、イフトの声からは甘い吐息が漏れ始め、そして‥
「ククッ‥乳首弄られてチンポおっ勃てるたぁ、とんだ変態白魔道士様だなぁ?」
そう、イフトのペニスが徐々に大きくなり始めたのだ。
その様子をもてはやすかの様に、ジョーカーの口から卑猥な言葉が浴びせかけられる。
更には、まるでその言葉に反応するかのように、イフトのペニスがピクンと跳ねた。
勿論、意識して行った訳では無く、あくまで無意識に力を込めてしまったのだろうが。
「い‥いや‥違う‥俺‥はぁッ‥」
ジョーカーの言葉に何か反論しなければ、と思うイフトだったが‥
甘美な刺激を受け続けているせいか、言葉が浮かんで来ない。
こんな所で、見知らぬ‥しかも男に乳首を弄られる‥そんな状況で感じてはいけない、と心では思いながらも‥
心とは裏腹に、甘美な刺激を感じる自分‥そして反応するペニス。
しかも、自分ではそんな刺激から逃れたいが為にしていた事‥身体を、そして腰を振るわせる行為が‥
逆に、最大限にまで大きくなったペニスを、淫らに振るわせていた。
「へへッ、イフトってば腰振っちゃって‥ちんちん弄って欲しいんでしょ?」
「そんな‥ッ‥訳が無い‥だろッ‥」
腰を振るわせる動作に対し、茶々を入れるジャックに‥イフトは虚勢を張ってみせる。
その虚勢を砕くためか、それとも何か考えがあっての事か‥
キングはイフトに対し、冷徹な言葉を投げかけた。
「そうか、乳首が気に入ったんだね‥覚えておくよ。さて、次は‥四つんばいになって貰おうかな」
その言葉と共に、ピンと立ったイフトの乳首から、キングの指が離れ‥
イフトは一時的であれ、甘美な刺激から解放される。
それまで身体を包んでいた、甘い快感が‥すっと遠ざかっていくに従い、まざまざと蘇ってくる恥ずかしさ。
ペニスを大きくして、更には甘い声まで出して‥恥ずかしい事この上無い、という思い。
自分をしっかりと保つ為にも、キング達の言う事には屈しない‥イフトは心の中で強く思った。
しかし‥そんなイフトの意志とは反対に、イフトの身体は動かされていく。
キングが目で合図を送ると、ジャックは再び鎖を手に取り‥その鎖を上げていく。
自然とイフトの手を繋ぐ鎖が、下ろされる事となるのだが‥
それまで自分を引っ張り上げていた鎖が、急に下ろされたから‥だろうか。
イフトはバランスを崩してしまい、鎖が落ちる衝撃で床に手を着く体勢となった。
キングの言いなりにはならない‥と決めたイフトは、慌てて身体を起こそうとしたが‥
「おっと‥四つんばいになれって言ってるんだよ」
身体を起こす前に、手の鎖に絡みついていた服を、ジョーカーに踏まれ‥身体を起こすことが出来なくなってしまった。
仕方無く、イフトは反抗的な目つきでジョーカーを見上げる。
せめてもの反抗の意志‥と言った所だろうか。
「‥ほう、いい目をしているな?だが‥いつまで保つかな?フフッ」
そんなイフトに対し、ジョーカーは不敵に笑ってみせる。
そして‥
「ああ、そうだ‥キングに感謝しろよ?本当ならその反抗的な顔、踏みつけてやる所なんだからな」
それは、イフトの反抗的な意志を煽る為に言った言葉なのか‥それとも‥
ともかく、不敵に笑うジョーカーを、キングは片手を上げて制すると‥
イフトの目の前にかがみ込み、その顔を覗き込んだ。
‥依然として反抗的な表情をするイフトに、キングは微笑んで見せる。
勿論、表情は口元以外がメットに隠れ、イフトには見えなかったが。
「安心するといい‥殴る蹴るといった、身体的な危害を加えるつもりはないからね」
しかし‥その穏やかな微笑みは急速に消え、代わりに違う表情が浮かび上がってくる。
‥まるで何かを楽しみにするような‥冷たい笑みが。
「‥ただし、君が言うことを聞かなければ‥話は別だ。大人しくしておいた方が身のためだよ」
安心の後に脅しを込めて‥キングはイフトに囁く。
‥優しい様な‥とても冷たい声で。
しかし、キングはそこまで言うと‥またしても元の微笑みに戻る。
「さて‥イフトくん、そのままの体勢で足を左右に開いてくれるかな?」
まるでイフトにお願いをするように‥優しい声で、イフトにそう囁いたのだが‥
「うるせぇ‥俺は‥お前らの言う事なんか‥!」
キングのコロコロと変わる表情に‥そして声に、イフトは戸惑いながらも。
イフトとて、一歩も退かないでいた。
イフトは白魔道士であるが、モンスターからの攻撃を受けることもたまにある‥
身体に感じる痛みであれば、いくらでも耐えてみせる‥そんな自負があったのだろう。
だからこそ、言い返す事が出来たのだが‥
「おや‥言う事を聞いてくれないのかな?ならば‥」
「うるせぇ!殴るなり、蹴るなり、好きにすりゃあいいだろ!」
何かを言い始めたキングを遮る様に‥イフトは言葉を畳みかける。
それこそ、恥ずかしい目に遭うよりは‥殴るなり、蹴るなりされたほうが余程マシだ、とでも言わんばかりに。
「ほぅ‥てめぇ、良い度胸‥」
イフトの言葉に反応し、思わず身体を動かし始めたジョーカーを‥
キングはしかし、手を上げて止める。
「待て、ジョーカー。‥ふふ、困ったねぇ、殴ったり蹴ったりするのは僕の主義じゃない」
そして‥キングは先程の冷たい笑みを浮かべる。
その言葉とは裏腹に、全然「困った」様子では無く‥逆にこの状況を愉しんでいるかのように。
更には‥その冷たい笑みを浮かべたまま、キングはわざとらしく手を打ってみせる。
‥まるで「何かを思いついた」とでも言うように。
「‥よし、君の様に反抗的な者には、とっておきの良いものがある‥クィーン、『E』を持ってきてくれるかな?」
「あら‥ふふふ、キングってば‥お好きね。ちょっと待ってて」
振り返り、クィーンに対して告げるキングに‥
クィーンは本当に嬉しそうな声を上げながら、慌てて部屋を出て行ってしまった。
「ククッ、キングよぉ、あんたも酷い人だよなぁ」
「あははッ、でも楽しみだね‥ふふっ」
更には、ジョーカーやジャックまでが楽しそうに声を上げる。
キングの言った『E』‥それが何なのか、勿論イフトには分かる筈もない。
だが、皆の反応からしても‥それは確実に、自分にとっては「嫌な事」なのだろう。
ともすれば、キングの言葉に大人しく従っていた方が良かったのかもしれない‥
一瞬だが、頭をよぎるその考えに‥慌てて軽く首を振り、そんな考えを退けた。
そう、キング達の言うがままになるくらいなら‥と。
イフトは強く、反抗心をかき集め‥自分を奮い立たせようとする。
‥心の片隅にある、『E』というものに対する恐怖‥それを隠すために。
微笑みを崩さないキングを、じっと‥四つんばいのまま、にらみつけていた。

 
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