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 ←その36『暗白』 →長らくのご愛顧、ありがとうございました
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ショート

その37『白暗』

 ←その36『暗白』 →長らくのご愛顧、ありがとうございました
あらすじ
 我が強く気も強い暗黒騎士、オルセアン・ソルレアンと‥おとなしくて気の弱い白魔道士、ウェル・ツェイル。
 二人は、性格が大きく違うものの‥とても仲良が良い‥いや、ある意味良すぎるのだろう。
 その日も機嫌を崩したオルセアンに、ウェルが付き添っていると‥いつもの様に二人はウェルのモグハウスへと行くことになる。
 目的は勿論、「イライラを発散させるため」‥というのを理由にした性行為を行うため。
 モグハウスに着くなり、オルセアンはウェルのものを愛撫し‥早速の射精へと導く。
 軽い前哨戦の後、二人はいよいよ‥寝室へとやってくる。
 

「さっすがウェルだな‥こっちの部屋も、バッチリ綺麗じゃんか」
オルセアンが感嘆の声を漏らすのも、至極当然の事かもしれない。
ウェルの寝室は、まるでベッドメイキングをしたかのように、綺麗に整っているベッドと‥
ベッドボードやサイドテーブル、そしてその周辺にも、物が散らかっている様子は見えない。
‥流石にここでオルセアンの寝室を引き合いに出すのはやめておこう‥この寝室と比べると、あまりにも彼が可哀想だからだ。
「そ‥そんな事、無い‥よ」
寝室を見られるのは恥ずかしい、とばかりにか細い声で答えるウェル。
無論、ウェルとて普段からここまで綺麗にしているのでは無かった。
今回は長期のパーティ活動‥つまり家を空ける事が事前に分かって居たため、片付けにも気を配ったのだ。
‥勿論、こうしてオルセアンが部屋にやってくる‥という事も確率的には低くなかったから、という理由もあったのだが。
「さって、それじゃあおっ始めようぜ」
ともかく‥とばかりにオルセアンはそう言うと、服と下着を一緒に脱ぎ始める。
裸を晒す事に抵抗がないのか‥いや、すっかり慣れたウェルとの間柄だからかもしれないが‥
ともかく、恥ずかしがる事無く服と下着を脱いでしまった。
‥流石に客分である事を心得ているのだろうか‥普段であれば脱ぎ散らかしている服を、多少は綺麗にたたんで‥サイドテーブルの上へと置くオルセアン。
一方のウェルはと言うと‥まだ恥ずかしいのか、それとも動きがゆったりしているから‥あるいは落ち着いているからなのか、
ゆっくりと服を‥そして下着を脱ぎ始める。
そんなウェルを尻目に、オルセアンは綺麗に全裸になると、勝手知ったる‥とばかりに近くの棚をごそごそと探り出した。
ウェルもその様子を見ていたのだが、通例行事だからだろうか‥オルセアンに対し何も言おうとはしない。
ウェルがゆっくりと服を脱いでいる間に、オルセアンは棚の中から何かの液体が入った容器を取り出すのだった。
それを手にし、ベッド近くへ戻ったオルセアンは‥ぴょんと飛び跳ねるようにして、ベッドの上へと飛び上がる。
そしてウェルにお尻を向けるような体勢で四つん這いになると‥片手の平に容器の液体を取り出した。
‥容器の中に入っていたのは、ぬるぬるとした粘度を持つ液体‥所謂ローションの類である。
それを手にしたオルセアンは、軽く足を開き‥股下からお尻の方へとその手を伸ばした。
足を開くに従い、軽く開かれるお尻の谷間‥その合間に息づくアヌスに、そっとローションを塗り始める。
まずは表面を撫でるように、ローションをまぶし始めるオルセアン‥
「‥ン‥‥あぁ‥」
あくまでローションを介した「触れるだけ」に近い動作‥
刺激としてはまだまだ緩いものなのだが、それでも久しぶりの刺激だから‥だろうか。
その口からは、普段のオルセアンから想像できない様な、高くも淡い声が自然と零れ始める。
‥勿論オルセアンは、先程の体勢のままで手を動かしているのだから‥
ウェルの視点から見ると、アヌスにローションを塗り込める様が丸見えで、どうしても視線を向けてしまう。
おまけとばかりに、時折甘い声も聞こえてくるのだから‥ウェルの劣情をかき立てて仕方が無い。
先程精液を出したばかりだったのだが、にもかかわらず‥彼は再びそのペニスを大きくさせていた。
勿論、オルセアンに取っては「狙ってしている事」であり、今のところそれが十分叶っていると言えよう。
思わず息をのんでオルセアンのアヌスを凝視するウェル‥
そんな痛いほどの視線を感じながらも、オルセアンは己のアヌスをゆっくりじっくりとほぐし続ける。
アヌスの周りを触れるだけだった指が、徐々にその中へと埋没していく。
人差し指が、柔らかなアヌスのすぼまりをゆっくりとこじ開け‥吸い込まれるかのように体内へと埋まり始める。
‥かと思えば、すぐにその指は吐き出され‥いや、全てを吐き出す事はなく、再びその中へと埋没していく。
「ん‥う‥‥はぁ‥」
オルセアンの指が、彼の中へと深く潜り込む度に‥彼の口からは淫らなかすれ声が漏れ‥
更にはローション混じりのアヌスを弄る音‥ピチャピチャ、と言った淫らな粘音が混じり、静かな寝室に響き渡る。
そんな様子をじっと見せつけられて‥しかしウェルは、動けないでいた。
すっかり衣服は脱ぎ去り、オルセアン同様にサイドテーブルの上に片付けたのだが‥
裸のままでじっとオルセアンのアヌスを見つめながら、既に最大限にまで大きくなったペニスをやるせない思いで弄っていた。
‥それと言うのも、以前にこれと似たような状況で、ウェルがオルセアンのアヌスを触ろうとしたことがあったのだが‥
その際、オルセアンから「まだダメだぞ‥ちゃんとほぐれるまで、待っててくれよ」と、やんわり制止された事があったのだ。
オルセアンにしてみれば、軽く焦らすつもりで言った事だったのかもしれないが‥
ウェルにとっては、言われたことを忠実に守る‥正に地の真面目な性格が表れているのだろう。
ともあれ‥ウェルの目の前で、オルセアンのアナルオナニーに近い、アヌスをほぐす行為は続けられていく。
「ん‥あッ‥あ‥あッ‥んふッ‥!」
一本だった指はいつしか二本に変わり‥更には指を抜き差しする速度すら速めていく。
それに伴い、オルセアンの声に‥更に甘い色が付与されはじめる。
見ているウェルからすれば、このままオルセアンが達してしまうのではないか‥と思う程に、彼は甘い声を漏らしていて。
しかも自分は手を出せないでいる‥そんな「生殺し」状態が一体どれだけ続いた‥のだろうか。
ともすればウェルの「じっと待つ」という行為が、その時間を長く感じさせていた‥のかもしれない。
おそらくは数分程度だった待ち時間が、まるで1時間以上掛かったかの様に感じられる程に。
ともかく、ウェルが首を長くして待っていた「その時」が、ようやく訪れたのだ。
「‥よし、ウェル、良いぞ‥さ、入れてくれよ」

甘くも淫らなオルセアンの誘いの言葉に、ウェルは生唾を飲むと‥しかし慌てて飛びかかったりはしなかった。
ゆっくりとベッドに上り、そしてオルセアンが用いたローションの器を手に取る。
既にギンギンにまで膨張させた己のペニスに、ローションを丹念に塗り込むと‥
ようやくオルセアンの前へと膝立ちで歩を進めるのだった。
「凄い‥オル、とってもえっち‥だよ」
オルセアンの程よい肉付きのお尻を前にして、ウェルも興奮しているのだろう。
普段よりも少しばかり口早に‥そして軽く呼吸を荒げながらも、ウェルはつぶやく。
ウェルがオルセアンのアヌスを見るのは、勿論初めてではない‥
だが、それでも彼が興奮し、更に息を荒げるのは‥仕方無い事だろう。
オルセアンの尻肉の合間から覗くアヌスは、ローションで淫らに濡れそぼり‥
更にはその柔らかさを示すかのように、ヒクヒクと蠢いていて。
その動きはまるで、ウェルのペニスを待ち望んでいるかのようにすら見える。
‥おまけとばかりに、ここ数日間の禁欲生活があったとなれば‥興奮度合いも増すものだろう。
興奮度合いの高まったウェルに、オルセアンは尚も‥淫らな言葉を投げかけていく。
「あぁ、ウェル‥くれよ、お前のチンポ‥俺のケツにブチ込んでくれよ」
四つん這いのまま、片手をベッドに立てて身体を支え‥もう片方の手で、己の尻肉を押し開いて。
オルセアンはウェルの方を軽く振り返りながら‥誘いの言葉を投げかける。
確かにオルセアンの言葉遣いは、普段からやや乱暴な方ではあるのだが‥今回の言い方は普段のそれではない。
‥そう、勿論ウェルの気を惹くため‥ウェルの心をそそらせるため‥その為に、わざと淫らな言葉遣いをしているのだろう。
そんなオルセアンの企みに、ウェルは‥
「う‥うん、入れるよ‥オル‥!」
余程効果があったのだろう、思わず生唾を飲み込んだ後‥足早にオルセアンの下へと近づいた。
眼下に広がる、オルセアンの大きなお尻に‥戸惑うことなくウェルは左手を伸ばし‥臀部を軽くさすってみせる。
手に触れるお尻の肉質感に、ウェルは改めて口中の唾を飲み込むと‥もう片方の手を己のペニス、その胴部分へと添えた。
片手で器用にオルセアンの尻肉を開き‥そして柔らかそうなアヌスめがけ、己のペニス‥その先端を導く。
「ん‥」
「あ‥」
柔らかく、熱いものが先端に触れる感触‥
固く、熱いものが押し当てられる感触‥
二人はそれぞれ、その身に感じた熱い感触に‥思わずそんな声を漏らす。
だが、互いの熱をじっと感じている‥そんな時間は無かった。
互いの熱を愉しむ様な‥そんな余裕などは、最早二人の心には無かったのだ。
今の二人の心にあったもの、それは‥ただ互いの身体を貪りたいという‥欲望。
「ん‥あ‥オル‥ぅ‥!」
ウェルはその欲望の赴くままに、腰を突き出し‥己のペニスをオルセアンの中へと埋没させ‥
「く‥あ‥ウェル‥う‥ッ‥」
オルセアンもまた、欲望の火が燃えるままに‥ウェルのペニスを己の中へと招き入れる。
久しぶりにウェルを迎え入れたから、だろうか‥熱くも狭い、オルセアンの中を‥優しく、しかし確たる意図を持って突き進む、ウェルのペニス。
いつもよりもキツく感じる、オルセアンの中‥その締め付けられる感覚に、ウェルは快楽の喜びと早すぎる放出の焦りが混じった声を漏らし、
いつもよりもキツく感じる、ウェルのペニスの太さ‥その掻き分けられる感覚に、オルセアンは軽い苦しみと大きな期待の混じった声を漏らす。
「ん‥あぁ‥っ‥‥全部‥‥入ったよ‥」
己のペニス、その全てをオルセアンの中へと埋没させたウェルは、ペニスに掛かる圧力を心地よく感じながらも、そんな言葉を漏らした。
そのペニスは、根本をきゅっとアヌスに締め付けられ‥先端は程よい圧力で包まれる‥独特なオルセアンの感覚。
じっとしても、オルセアンが力んでいるのか‥ペニス全体に伝わってくる、気持ちの良い振動。
だが、流石にそれでは射精まで至りそうにないと践んだのだろう‥しばらくその感触を愉しむ様に、じっと腰を落ち着かせる。
先程、急速にオルセアンの中を進んだせいで‥急速にペニスの感覚が高ぶり、一瞬射精の感覚が頭をよぎった程だった。
つい数分前に射精したばかりだとは言え、ウェルはまだまだ若く‥そして刺激的なオルセアンの仕草に、心が高ぶり過ぎていたのが原因だろう。
ともあれ、そんな快感の高ぶりを冷ますべく‥ウェルはしばらく動かずにいた。
‥一方、オルセアンはと言うと‥
「‥ん‥はぁ‥‥はぁ‥」
己の奥深くまで貫かれた、その感覚を‥大きく呼吸を繰り返しながら、慣らしていく。
ウェルにこうして貫かれるのは、既に何度も経験済みだが‥今回は特に貫かれる感覚を過敏に感じていた。
アヌスをこじ開けられ、中をまるで道を作るかのように押し広げられ‥更には己では届かない奥深くまで到達されて。
久しぶりの感覚であることに加え、勢いよく突かれた事が‥オルセアンの身体に大きく影響を与えたのだろう。
更に付け加えるならば‥しばらくぶりのウェルのペニスは、多少「成長していた」というのもあった。
先程オルセアンが触れたときに感じたこと‥以前に比べ、ウェルのペニスが大きくなっている、というものは勘違いではなかった。
身体こそ成長しきっている二人だが、殊更ペニスに関してはまだまだ成長途上にあったのだ。
以前はオルセアンのものよりも小さかったウェルのペニスだが‥こうしてオルセアンとの性行為を重ねるに従い、成長していた。
今ではウェルの方が多少なりと大きくなり、こうしてオルセアンの身体を悦ばせるようになったのだ。
‥尤も、今回は多少‥その大きさが悪い方に働いてしまったのだが‥いや。
おそらくそれとてすぐに慣れることだろう‥そう、オルセアンのアヌスとて、じきにウェルのペニスに馴染む。
ウェルの熱く大きなペニスを、まるで咥え込むかの様に包み込み‥その感触に慣れていくのだ。
「‥よし、ウェル‥良いぜ。‥あぁ‥突いて‥くれよ。俺のケツ、思いっきり‥突いてくれよ」
オルセアンの身体が、ウェルのペニスに慣れ‥鈍い痛みも引き始めたのだろう。
彼の口からは、甘い吐息と共に淫らな言葉が再び零れ始める。
そう‥ウェルの心を突き動かしてやまない、淫らな言葉が。
「う‥うん、いくよ‥オル‥」
ともすれば、またしてもウェルの心を衝動が突き動かす‥かと思いきや。
今度はじっくりと動こうと思っていたのか‥あるいは射精の感覚を感じ、激しい動きを思いとどまらせたのか。
ウェルはオルセアンの言葉に鼓動を早めながらも、ゆっくりとした動きで腰を動かし始める。
まずは、奥まで入り込んだペニスを、じっくりと時間を掛けて引き抜き‥
「ん‥あ‥あッ‥くうッ!」
大きなペニスが、ゆっくりと引き抜かれていく‥その感覚に、たまらず声を上げるオルセアン。
そんなオルセアンの声を、嬉しそうな表情で聞いているウェル‥
だが、そんなウェルの腰は、勿論動きを止めはしない。
じっくりとペニスを引き抜き、後は亀頭のみがオルセアンの中に入っている‥という状況まで腰を引くと‥
一気に方向転換し、グッと再び奥へと踏み込んでいく。
「ひ‥あッ‥あッ!‥んーああッ!」
とはいえ、一気に奥までペニスを押し込んだ訳では無い‥そこは流石に、ウェルの心に自制が働いたのだろう。
最初にオルセアンを貫いた時ほどの勢いではなく‥ややゆっくりめに、しかし力強く‥オルセアンの中を掻き分けていく。
‥勿論、オルセアンの身体に感じるプレッシャーは強い‥
だが、彼の漏らした声から察するに、痛みはほぼ感じていない様だった。
そう、オルセアンの漏らした普段の声よりも高めの‥甘い声だった事から考えると、だ。
ウェルもまた‥ペニスに感じるオルセアンの体内の感触を味わいながらも‥じっくりと腰を動かしていく。
普段オルセアンを犯している時よりも、今日は幾分ゆっくり目に‥
しかしその分、しっかりと‥オルセアンの中を擦り上げていく。
まずは奥を念入りに突き上げ‥
「ひッ‥!そ‥んな‥奥‥ぅ!」
かと思えば、思い切り腰を引き‥ペニスが抜けるか抜けないか位の場所を、念入りに刺激して。
「あ‥あ‥ッ‥ああッ!」
更には‥上半身を軽く曲げるようにして、腰に体重を掛け‥
オルセアンの感じる所‥そう、ペニスの裏側に当たるそこを、集中的にペニスで小突き始める。
「ひゃんッ!‥そ‥そこ‥そこおッ!」
その的確な‥しかも集中的なウェルの腰使い、ペニス使いに‥オルセアンはたまらず声を漏らし続ける。
普段とは全然違う、高くて‥甘くて‥そしてややかすれた淫らな声を。
「オル‥気持ちいい‥?僕の‥‥気持ち‥いい‥?」
オルセアンは事実、アヌスを貫かれ‥感じる所を突かれては感じ‥結果甘い声を漏らしてはいたのだが‥
交わっている体勢からして、ウェルからはその表情が見えない。
そのせいもあって、ウェルは腰を動かしながらも‥そんな事を尋ねたのだろうか。
あるいは、確たる答えが欲しかったのかもしれない‥オルセアンが感じてくれている、という答えを。
‥もっとも‥今のオルセアンの表情を見れば、ウェルもそんな思いを抱かずに済んだ事だろう。
アヌスの中をかき分けられ‥奥を突かれ‥更には道中にある「敏感な所」すらも擦り上げられて。
ペニスからは止めどなく先走りが溢れ‥その顔は気持ちよさを耐える為に顔を赤くしながらも、目をぎゅっと閉じていた位だったのだから。
「良いッ!ウェルのチンポ‥デカくて‥俺の‥ンウッ!‥気持ちいいトコ‥ズポズポ突かれてぇ‥すっげぇ‥良いッ!」
勿論、ウェルの問いかけに‥羞恥を纏うオルセアンではない。
ウェルに突かれる度、その衝撃と快楽に軽く上半身をのけぞらせながらも‥素直に、そして淫らに感想を述べていく。
一方で、そんな淫らな声と感想の言葉が‥ウェルの心を更にかき立てる。
更なる興奮‥更なる鼓動‥更なる‥躍動。
ウェルの興奮に比例し、それまででも充分に大きかったウェルのペニスが‥わずかながらに一回り大きくなる。
まるで許容以上の血液が、ウェルのペニスに流れ込むかのように‥グンと大きく。
そしてウェルの腰、その動きもまた‥激しくなっていく。
それまで的確に「オルセアンの気持ちいい所」を突いていた腰使いが‥
少し大雑把に‥しかし勢いを増して、オルセアンの中を進んでいく。
「オル‥オル‥ぅッ!」
「んはあッ‥ウェル‥すげ‥ッ!」
勢いを増し、オルセアンの中を突き続けるウェルのペニス。
その感覚に、ウェルはたまらず声を上げ‥そのペニスからは白く濁った液を漏らし続ける。
そのまま最後まで‥ウェルがオルセアンの中に欲望の全てを吐き出すその瞬間まで、ウェルは腰を動かし続ける‥かとも思えたが。
一方で何か思うところがあったのだろう、戻れぬ一線その直前で‥ウェルは唐突に腰の動きを止めた。
オルセアンの中、奥深くにペニスを止めたまま‥腰を止め、小刻みに呼吸を繰り返すウェル。
そんなウェルの様子に、オルセアンもまた何かを感じ‥軽く振り返ってみせる。
「ど‥うしたんだ、ウェル‥?」
普段‥いつもであれば、そのまま最後まで突っ切る事も多かったウェル。
そんなウェルが急に動きを止めた事に‥怪訝な表情を見せたオルセアンだったが‥
「うん‥その‥‥身体の向き、変える‥ね」
ウェルのその言葉に、軽く頷いて応える。
身体の向きを変える‥つまり、体位を変えるという事だが、オルセアンはふと‥微妙な何かを感じていた。
後背位はオルセアンが好きな体位で、ウェルも嫌いではない。
そういう事からも、後背位から体位を変えることは少ないウェルだったのだが‥今回は何か考えがあるのだろう。
ペニスをオルセアンの中に埋没させたままで、オルセアンの腰に両手を当てると‥そっと横に倒してみせる。
丁度オルセアンが横向きになり、それに合わせて自分も身体を動かすと‥
突然オルセアンの口から、少しだけ力のこもった声が聞こえてきた。
「‥ウェル、わかってると思うけど‥仰向けは‥」
まるで先手を打つかのような、オルセアンの言葉。
そう‥幾度となく身体を重ねてきた二人だが、どうしてなのか‥オルセアンは仰向け、つまり正常位での交わりを拒むのだった。
更には‥いや、それは今言うべき事ではないだろう。
ともかく、頑なに正常位を拒むオルセアンに対し、ウェルは、と言うと‥
「‥‥うん‥でも‥‥」
少しだけ‥ほんの少しだけ食い下がるような言葉を零して。
ウェルはウェルで、正常位にこだわる訳では無かったのだが‥彼なりに思う事があるのだろう。
いつものこと、分かっていたことだとは自分でも思えど、それでもやはり‥表情を曇らせてしまう。
‥だが、そんなウェルにも何か、妙案が浮かんだのかもしれない。
曇っていた顔が少しだけ晴れたか、と思うと‥いそいそと身体を動かし始める。
「‥あのね、オル‥ちょっとだけ‥身体を動かすね‥」
「え‥あ、お‥おい‥」
慌てて声を出すオルセアンに構わず、ウェルはオルセアンの脚を取り、体勢を変えはじめる。
向かって左を向いて寝転ぶ‥つまり右半身を下にしているオルセアンの、左足を上に持ち上げると‥自分の懐に抱きしめて。
「な‥なん‥だ‥?」
今までに無い体勢を強いられる事に、オルセアンは戸惑いの声を上げるが‥それすらも聞こえていないかのように、ウェルは身体を動かしていく。
左足を持ち上げた事で出来た、右足と左足の間に‥ウェルは左足を伸ばすと、その体勢で膝立ちをしてみせる。
「お‥おい、そんな‥んッ‥深‥い‥」
所謂「松葉崩し」の変形体位‥とでも言えばいいのだろうか、そんな体勢を取ったウェル。
先程迄以上に二人の接合部が密接し、オルセアンの内部深くへとペニスが潜り込んでいく。
「どう‥オル‥‥良い‥よね‥?」
充分深いと思っていた、先程までの交わりよりも‥尚一層深くにまで侵入してくる、ウェルのペニスに。
オルセアンはたまらずに声を上げ‥ウェルもそれに応えるように、腰を進める。
ウェルは上半身を軽く折り曲げると、腰の動きを見るためか、軽く二三度動いて見せたが‥
「ん‥あッ!‥ウェル‥これ‥ッ!?」
その軽い動きにすら、良い反応を見せるオルセアン。
顔こそベッドシーツの方を向けていて、はっきりとは分からないが‥その声は甘く聞こえ、
自然と露わになったペニスは、快楽にその身を震わし‥先端からは白い露を零れさせている。
いかにも「感じている」と分かるオルセアンの様子を見て、ウェルは本格的に腰を動かし始めるのだった。
「んッ!ひッ!あ‥ッ!ウェル‥ぅッ!」
ウェルが腰を動かし、オルセアンの中を強く突く度に‥オルセアンの口からは甘くも苦しそうな声が聞こえてくる。
まるで‥そう、「快楽の許容を越えている」と言わんばかりに。
それほどまでに、オルセアンにとっては気持ちの良いもの‥なのだろう。
己の奥深くを‥感じる所をしかも、強く突かれるその感触。
ともすれば‥そう、気を緩めれば大量の精液を噴き出してしまいかねない程の快楽が、己を襲っているのだろう。
「んッ‥ふ‥ッ‥‥僕も‥‥気持ちいいよ‥ッ‥」
一方のウェルも、先程以上に切羽詰まったような声を漏らしながら‥腰を動かしていた。
体勢を変え、横臥位となった事で‥己のペニスに掛かる負荷が増したようだ。
ウェルとて気を許せば、一気に射精が始まってしまう‥それくらいの快楽を感じながら‥彼は腰を動かし続ける。
普段のウェルであれば、オルセアンの感じ方を見て‥なるべく射精のタイミングを合わせるように、行為を運んでいた。
それはオルセアンも分かっていたことで、だからこそ己は我慢し、互いに快楽を長い間愉しみたい‥そう思っていたのだが‥
‥今日のウェルは「いつも」とは違っていた。
「でも‥ね、オルぅ‥今日は‥もっと‥もっと気持ちよく‥なろう‥よ?」
今までなら‥そう、「いつも」ならば、無心に腰を動かし続ける事の多かったウェル。
だが今日は‥腰を動かしながらも、オルセアンに対してそんな言葉を発したのだ。
「‥も‥もっと‥気持ちよく‥って‥ンッ!‥な‥なん‥だよ‥ッ」
「ウェル‥ね、仰向けに‥なろ‥?そうしたら‥」
少し‥少しだけ怪訝な言葉を返したオルセアンに、ウェルは‥その言葉を返した。
オルセアンの嫌がる「仰向け」という言葉を。
「そ‥それはぁ‥だ‥ダメだって‥んッ!お‥俺‥」
勿論オルセアンは、その言葉に反発してみせる。
‥だが、それは心なしか‥力のない反発で。
それというのも、ウェルに延々と突かれているから‥だろうか。
延々と己の奥を突かれ、絶え間なくやってくる快楽に‥「もっと気持ちよく」という甘い誘いが加わって。
オルセアンの心を突き動かしているのかもしれない。
「‥オルの顔‥見たい‥の‥‥だから‥ね‥?」
微かに揺れ動くオルセアンの心に‥ウェルは更なる一石を投じる。
勿論、腰を動かすのは止めずに‥その上で甘い「お願い」をオルセアンにしてみせたのだ。
そんなウェルに対し、オルセアンは‥
「は‥恥ずかしい‥だろ‥そん‥んッ!‥俺‥そんな‥」
まるで頭の中をかきまわされているかの様な‥そんな快楽を味わいながらも、未だ抗う姿勢を崩さないでいた。

‥さて、オルセアンが正常位を拒む理由‥それは彼の言うとおり、「恥ずかしいから」なのだが‥
それには少しばかり理由がある‥尤も、複雑怪奇‥という程では無いのだが。
話は多少、昔‥オルセアンとウェルがこの様な行為を始める頃にさかのぼる。
二人、とある事から‥と言っても互いに好き合った訳では無く、オルセアンが半ば強引に快楽を求めて、ウェルとの行為を望んだのだった。
オルセアンにしてみれば「相互オナニーの延長」くらいに捉えていたのだろう。
また、当初はオルセアン自身、己のアヌスを犯されたくてウェルのペニスを受け入れているのではなかった。
単にオルセアンのペニスが少々大きめで、ウェルに挿入しようとしても「痛みの余りに受け入れられない」という事があったのだ。
それならば別の方法‥たとえば互いに口で愛撫しあう、等で済ませればよかったのだが‥
何故か‥そう、オルセアンの気まぐれで‥ウェルがオルセアンに挿入する事となったのだ。
それがまた、オルセアンにとってはどうしてか‥元々素質があったのか、ウェルのペニスを受け入れることに快楽を感じる様になった。
だが‥
そうしてペニスを受け入れることを感じるのは良いのだが、ウェルに感じているところ‥特に表情を見せることは無かった。
オルセアンからすれば「感じすぎてだらけきり、恥ずかしい表情になっている」と思ったからだろう。
加えて、普段からウェルを「子分のように」と言えば言い過ぎかもしれないが‥
ともかく、己に付き従うウェルに気持ちよくさせられている、そんな姿を見られたくない‥という思いがあったのかもしれない。
こんな事から、今までは正常位での交わりを頑なに拒んでいたオルセアンだったのだが‥
ウェルの一言が、オルセアンの心を大きく動かした。

「オルの‥顔‥‥見せてくれない‥と‥‥動くの‥止める‥よ‥?」
先程までの「お願い」ではなく‥まるで「脅し」の様なウェルの言葉に。
オルセアンは感じながらも‥驚きの気持ちを隠しえない。
それもそうだろう、これまで身体を重ねてきた中で、ウェルがこのような事を言うのは初めてだったからだ。
そんな驚きの気持ちが、本来ならばわき起こったかもしれない「怒り」の気持ちを封じ込めたのだろう。
‥いや、そもそも「怒り」の気持ち自体がわき起こらなかったのかもしれないが。
「なッ‥お‥お前‥‥‥わ‥分かったよ‥仰向けに‥なりゃ‥いいんだろ‥」
ウェルの言葉に‥「脅し」の言葉に、おとなしく屈してみせる。
それは果たして、快楽の誘惑に負けたからか‥
それとも、己の恥ずかしいという気持ちを抑えたからか‥
あるいは‥。
ともかく、オルセアンは頷くと、己の左足を拘束するウェルの手を、そっとふりほどき‥自分で仰向けになってみせる。
‥勿論、ウェルのペニスは受け入れたままで。
「‥ほら‥こ‥これで良い‥かよ‥」
少しばかりの悪態をつき、仰向けになるオルセアン。
その顔が少しばかり横を向いているのは、少なからずもウェルに対する反抗の印‥なのかもしれない。
あるいは、まだ心の中にある羞恥の気持ちを抑えきれないでいるからかもしれない。
ともかく、そんなオルセアンに対してウェルは、両手それぞれでオルセアンの両足を抱え込むと‥
上半身を乗り出す様にして、オルセアンの顔に己の顔を近づけていく。
横を向いているオルセアン‥その顔から、ほんの数イルム離れた場所までウェルは顔を近づけると‥
‥そっとその横顔に、囁きかけた。
「うん‥オル‥可愛い‥‥」
その言葉を聞いて、オルセアンは‥その言葉の意味を即座に理解したのだろう。
目を見開き、それまでやや赤みを帯びていた両頬を‥見る見る間に真っ赤へと変えていく。
更にはウェルの方へと振り向くと、慌てて言葉を放つのだった。
「だ‥誰がかわ」
「キス‥していい‥?」
オルセアンの悪態の言葉が終わる、その前に。
ウェルは次の言葉を解き放つ‥オルセアンの言葉を遮るのに、十分すぎるほどインパクトのある‥その言葉を。
「お‥おい、ウェル‥お前‥何言って‥」
突然のウェルの言葉に、恥ずかしさで一杯だったオルセアンの表情が、またしても驚きの顔へと変わっていく。
それは、一般的な視点から見れば「たかがキスで」と思うかもしれない。
しかし‥彼らにとっては違うのだ。
「ね‥ダメ‥?‥初めてのキス‥したい‥」
そう‥ウェルの言うとおり、彼らは今までキスをしたことが無かった。
そもそも事の発端としては、オルセアンの強い誘い‥「相互オナニーの延長」としての行為への誘いに、ウェルが乗り‥
それが発展した結果として、「こういった関係」に至っている。
これまで、あくまで「互いの快楽」のみを追求していたからか、ここまで至る過程に‥二人の間に「キス」という行程は存在しなかったのだ。
「キスって‥お前‥んッ!‥そんな‥突かれたら‥俺‥」
ウェルからの「キスをしたい」という言葉に加えて‥再び襲い来る「快楽」。
そう、ウェルは再び腰を動かし始めたのだ‥オルセアンの中を掻き乱し、奥を突く‥オルセアンの心を揺さぶるかの様に。
ウェルの腰の動きは、先程までの強い快楽を‥再びオルセアンに思い出させ、なおかつ‥新たな「正常位での快楽」を植え付けていく。
初めての正常位、初めての対面しての性交‥今まで以上に近くに感じる、ウェルの顔に‥オルセアンは戸惑いを隠せない。
肉体的にもそうだ‥体勢上、己の前立腺への負荷が増し‥身体に感じる快楽も増しつつあった。
それはともすれば、オルセアンの心を動かしそうな‥そんなものであったのだが‥
‥オルセアンは「うん」と言おうとはしない‥首を縦に振ろうともしない。
そんなオルセアンの様子に対し、ウェルは‥彼がキスを拒んでいると思ったのだろう。
更なる言葉をオルセアンへと投げかけていく。
今までに無い位、真剣な表情で‥更には想いを込めて。
「ね‥オルのこと‥好き‥だから‥好きだから‥キス‥したい‥の‥」
‥キスをしたことも無ければ、互いを「好き」だと言った事も無かった二人。
そんな中で今、ウェルの気持ち‥素直な気持ちが初めて告げられる。
「好き‥って‥‥お‥俺‥そ、その‥‥」
突然のウェルの言葉に、快楽を感じながらも、驚きと‥戸惑いを隠せないオルセアン。
そのせいだろう、言葉に詰まり‥思うように言葉が‥気持ちが出てこない。
そんなオルセアンの様子を、ウェルは負のイメージで捉えてしまった‥のだろう。
「オルは‥僕の事‥好きじゃなくても‥‥‥良いから‥」
幾分‥いや、かなり気を落とすように語調と、そして声のトーンをも落としてしまう。
例え好きでなくてもいい、それでも‥いいと。
今一時だけ、唇を重ねることが出来たなら‥という想いを込めて、ウェルは言葉を零したのだが‥
「ば‥バカ‥‥好き‥だよ‥」
あまりにも落ち込む様子を見せたウェルに、オルセアンは慌てて言葉を返した。
勿論それは、その場しのぎの‥繕いの言葉では決してない。
慌てていても、しっかりと気持ちの込められた‥真摯な言葉。
そう‥オルセアンの心の中にも、勿論その言葉はあったのだ‥「好き」という言葉は。
だが、言ってしまえば‥言ってしまえば何かが変わる‥大きく変わる。
良い方に変わるかもしれない‥が、悪い方に変わるかもしれない。
見た目に反して心配性な所のあるオルセアンには、そんな思いが彼の中で、想いを伝える事をせき止めていたのだろう。
ともあれ‥初めて己の気持ちを吐露し、その頬を‥いや、顔全体を真っ赤にしているオルセアン。
そんな様子が、ウェルにとっても「嘘ではない」と分かったのだろう‥表情を一変させ、喜んだ表情を見せる。
「‥ほ‥ホント?それ‥じゃあ‥‥ね?」
そんな喜びの表情も束の間、ウェルはそんな言葉と共に‥そっと目を閉じて見せて。
オルセアンもまた、同じように目を閉じる。
‥勿論それは‥いわずもがなだろう、互いの唇を感じるため。
ウェルはゆっくりとオルセアンの唇めがけて‥唇を近づけていき、そして‥
二人の唇は‥初めて重なった。
「‥‥ん‥‥」
「‥う‥‥」
その感触‥互いの唇の感触に、思わず鼻掛かった声を漏らしながらも‥二人は次のステップへと進んでいく。
互いに「知識」としてはあったのだろう‥唇を重ねただけでは飽きたらず、互いの口中へと舌をしのばせ‥
更には互いの舌同士をまさぐりあう。
まるで戯れるかのように、舌同士が撫で合い‥舐め合い‥求め合う。
互いの舌に‥そして口に、甘美な感触をしばし味わった後‥二人はそっと、唇を離し‥そして‥閉じていた瞼を開く。
「‥あぁ‥す‥すげぇ‥なんか‥」
「ん‥キス‥気持ちいいね‥」
互いを見つめ合う二人が、キスを終えた後でつぶやいた言葉‥それがこれだった。
初めてしたキス‥その感触に、思いもよらない程の「気持ちのたかぶり」が、快感へと繋がった‥といった所だろうか。
「俺‥もっと‥もっと‥キスしてぇ‥」
「ん‥しよう‥キス‥沢山‥しよう‥」
そんな言葉と共に、間を置かずして‥次のキスが始められる。
互いを求めるように‥貪るように‥唇を重ね、舌を合わせ‥想いを束ねていく。
勿論、今度はキス「だけ」を愉しむのではない。
キスをしながらも、ウェルは少しずつ腰を動かし‥オルセアンに快楽の波を送り込んでいく。
「ん‥んッ‥‥!」
「‥んぅッ‥‥!」
ともすれば、呼吸困難になりそうなほどに‥互いを求めるように唇を合わせ、腰を動かし‥
ウェルは‥そしてオルセアンもまた、昇りつめていく。
このまま‥キスをしながら、ウェルはオルセアンの奥深くへと入り込み、快楽のポイントを突き上げる。
ただでさえ強い刺激に加え、キスをしていた事が二人の快楽加速をより早く高めていく。
‥そう、「その時」が訪れるまで‥そう時間はかからなかった。
「ん‥ん‥んん‥ッ!」
「んうッ!んッ!ん‥‥ッ!」
唇を重ねたままで、二人は互いに身体を‥そして性器を押し付け合い、高みに達する。
二人の頭が真っ白になりそうなほど、唐突に襲い来る快楽の中‥
オルセアンの中‥奥深くまで達したウェルのペニスからは、尋常ではない量の精液が流し込まれ‥
オルセアンのペニスもまた、ウェルの身体との狭間で‥ドクドクと精液を溢れさせていく。
互いに感じる、互いの熱さが、己の射精の感覚と相まって‥尚更快楽の度合いを高めていく。
放たれる精液の感覚が、己の射精の感覚と繋がるかの様に。
そんな‥ずっと続くかの様にも思われた二人の射精が‥少しずつ、波を引くようにして収まりかけた頃‥
二人はそれまで繋がっていた唇を、そっと離し‥しかしもう一度、名残惜しそうに軽く重ねると‥
ウェルは改めてオルセアンの上から退き、その横にごろんと転がった。
‥初めての体位、初めての動きで‥ウェルも余程疲れていたのだろう。
ともすればそのまま寝入ってしまいそうな、そんな疲労感を覚えつつも‥やや大きめの呼吸を繰り返しながら、息を整えるウェル。
オルセアンもまた、じんわりと広がる快楽の余韻に身を委ねながら‥息を整えていた。
そんな二人は、そっと顔の向きを変えて‥互いの表情を見合う。
自然と視線が合うと‥どちらともなく微笑み、そして‥目を閉じるのだった。

「ね‥オル‥」
行為の疲労が‥いや、そもそも長期のパーティ活動の疲れが出たのだろう。
二人はしばしの仮眠を終えた後も、ベッドの上に横になっていた。
二人とも、互いの息づかいから目が覚めていたことには気付いていたのだが‥
なんとなく声も掛けず、ただ静かな空気の中で‥二人とも天を仰いでいたのだった。
そんな中‥ウェルが唐突に声を上げる。
「ん‥‥なんだ?」
ウェルの、その小さいながらもしっかりと自分を呼ぶ声に‥オルセアンも応える。
‥仰向けに寝転がったままで。
「僕達って‥恋人同士‥で、良い‥‥んだよ‥ね?」
「そ‥それは‥だな、その‥‥そう‥だろ‥」
ウェルの口から発せられた「恋人同士」という言葉に‥オルセアンは驚いたのだろう。
言葉を詰まらせながらも、しかし否定はしない‥
その様子や声からしても、オルセアン自身はまんざらでもない‥という様子が伺える。
「‥うん!‥よかった」
そんなオルセアンの言葉に、ウェルもまた喜び‥
「お‥おう‥」
オルセアンは、恥ずかしそうにただ頷いていた。
ウェルは喜びながら‥オルセアンは多少戸惑いながらも、新たなる「変化」を受け入れている‥そんな様子にも見える。
今までの「仲の良い二人」から‥「恋人同士」という関係への変化を。
「あの‥ね、それじゃあ‥‥オル‥お願いが‥あるの‥」
「‥お願い?」
そんな中、ウェルが唐突に‥真剣な声、真剣な表情で話し始める。
突然の変化に、オルセアンはウェルの方へと振り向いたが‥
ウェルが天井を見上げたままなのを確認すると、自分もまた天を仰ぎ、「聞く」体勢へと入る。
オルセアンが天を仰いだその時、ウェルが再び‥口を開いた。
‥ほんの少しの躊躇いを込めた後で。
「うん‥もっとみんなと‥話をして‥きっとみんな‥オルの事‥知らないから‥。
 もっと話を‥したら‥‥分かってくれる‥から‥」
言葉を考えながら‥言葉を選びながら‥必死に「思い」を伝えようとするウェル。
言葉足らずながらも、ウェルはオルセアンの不器用なところ‥全ての思いを、考えを内にしまい込んでしまうところを‥諭したかったのだろう。
失敗すれば自分一人で抱え込んでしまい‥他人に上手く言葉を伝える事ができないでいる‥そんなオルセアン。
勿論、ウェルが居るから「一人」ではないのだろうが、それでも‥寂しいことに違いないだろうから、と。
‥今までずっと、ウェルが言いたかったこと‥でも、言えなかったこと。
もしかしたら、そう‥オルセアンに怒られてしまう、嫌われてしまうのではないか、と思っていたから。
それが今、「好き」という言葉を伝えてからは‥「恋人同士」になってからは‥言えるようになった。
分かったから‥そう、オルセアンの気持ちが分かったから。
「‥お、お前がそう言うんなら‥そう‥するよ」
オルセアンもまた、今までに無い程素直になって‥そう答えるのだった。
他ならぬ、ウェルの‥恋人であるウェルの言葉だから。
自分が好きなウェルの言葉だから‥だから素直に受け止めようと、思う事が出来たのだ。
「うん‥ありがとう‥オル」
オルセアンの言葉に、ウェルはそっと身体を寄せながら‥そうつぶやく。
横からオルセアンの身体に抱きつくように‥互いの肌、その温もりを感じ合う様にしながら。
「‥‥俺の方こそ‥」
オルセアンもまた、そう言葉を返したのだが‥
「‥うん‥?」
恥ずかしさせいなのだろう、その声は小さく‥すぐ傍に居るはずのウェルにも、聞き取れずにいた程だった。
「な‥なんでもねぇよ。‥それより、ほら‥もう一回くらい、できんだろ‥?」
再び湧き上がってくる恥ずかしさを、オルセアンはごまかすようにそう言うと‥
むくりと上半身を起こすと、今度はオルセアンがウェルの上へと乗りかかる。
彼の言う「もう一回」は‥勿論、「二回戦目」の誘いなのだろう。
「え‥う‥うん‥じゃあ‥‥キス‥から‥」
突然の言葉に、しかしまんざらでもないウェルは、そう言って目を閉じてみせる。
その様子はまるで‥そう、キスを欲しているかのように見える‥いや、実際にそうなのだろう。
さきほどまでは自分が主導権を握っていたが、今度はオルセアンにしてほしい、とでも言うかの様に。
「ん‥‥しょうがねぇな‥」
そう言ったオルセアンの「しょうがない」は、「キスをする事」への返事なのか‥
それとも自分からキスをする事への返事なのか‥
どちらにせよ、オルセアンにとっては全然「しょうがない」心境ではない事‥
むしろ自分から喜んでしている事は、彼の嬉しそうな表情からも分かることだ。
嬉しそうに微笑みながら‥瞼を閉じるオルセアン。
同じく、嬉しそうにじっと瞼を閉じて待つウェル。
二人の唇が、再び重なった時‥二人は今までに無い程の「幸福感」を感じていた。
それは‥そう、まるでこれからの二人に訪れるものを示しているかの様に。
新しい関係。
新しい生活。
そして‥新しい幸せ。
その幸せはきっと‥これからずっと続いていく事だろう。
そう、これからの二人に‥ずっと。


 
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